新潟の新しい教育拠点『SANKAKU』が誕生
新潟県に新たな集まりの場、『SANKAKU』が開設され、2025年9月18日にはそのオープンに合わせて「企業×大学×学生 共創プロジェクト創出マッチングイベント」が開催されました。これは、県内の大学と企業が積極的に連携し、学生が新たなキャリアの可能性について学んでいく貴重な機会となっています。
SANKAKUの開設背景
新潟県と株式会社NTT DXパートナーが連携し設立された『Ambitious NIIGATA』のもと、この拠点が作られることになりました。新潟日報社の主導で設立された財団法人は、学生や大学が地域内外の企業と直接つながる機会を提供し、イノベーションを促進することを目指しています。地域課題の解決にも資するこの取り組みは、新潟県の教育の新たな潮流となりそうです。
マッチングイベントの詳細
このイベントは、産学官の連携を強化し、各参加者にとって有益なアイデアを生み出すことを目指しています。以下はイベントの詳細です。
開催概要
- - 日時:2025年9月18日(木)14:00-18:00
- - 場所:学びと交流の場 SANKAKU(新潟市中央区万代3丁目1-1 メディアシップ6階)
- - 主催:新潟県
- - 企画・運営:株式会社NTT DXパートナー
- - 参加者:大学関係者11名、企業12名、学生10名、計33名
イベントの流れ
1.
趣旨説明 (10分)
- 登壇者:「Ambitious NIIGATA」理事 西川 裕
2.
トークセッション (40分)
- テーマ:大学と企業が創る産学連携の未来
- 登壇者:同志社大学教授 渡辺 公貴、株式会社ソルメディエージ代表取締役 丸山 健太、新潟大学経済学部 髙橋 千夏
3.
ワークショップ (120分)
- シーズ、ニーズの整理
- 共創アイデアのブレインストーミング
- アイデアの整理と発表
4.
交流会 (50分)
- 参加者同士の積極的な意見交換
参加者の声
イベントに参加した学生や企業の意見として:
- - DIパレットの矢沢友里乃さんは、「フラットで率直なコミュニケーションが取れ、新しい発想を育む場として非常に刺激的だった」と述べています。
- - 国際大学GLOCOMの董芸さんは、「課題を共有することで新しい連携アイデアにつながる可能性を感じた」との感想を寄せました。
- - 新潟大学経済科学部の江連鹿楽さんは、「他大学や社会人との交流を通じて、自己認識が深まった」との声を上げています。
参加した登壇者のコメント
- - 渡辺 公貴教授は、「挑戦と発想が交わる場としての意義に期待」と語り、パートナーシップの重要性を強調しました。
- - 丸山 健太代表取締役も、「新潟には多くの宝がある。この地での人のつながりが大きな力になる」との希望を述べています。
今後の取り組み
今後も『SANKAKU』を拠点にして、2025年度内にはさらに6回のマッチングイベントが予定されており、産学官連携による地域創生の機会を創出していく予定です。新潟県の未来を担う若者たちの活動が、地域社会にどのように影響を与えていくかが楽しみなところです。