ツエーゲン金沢が手話シャツで聴覚障がい者の支援を強化
石川県のサッカーチーム、ツエーゲン金沢がデンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)と協力し、聴覚障がい者支援を目的とした手話シャツを制作しました。この取り組みは、同チームが「Future Challenge Project」として、地域の誰もが共に生活できる社会の実現を目指しています。
手話シャツのデザインと意義
手話シャツは、「心の旗を振ろう」をテーマにしたチャリティーシャツで、表面にはZWEIGENの指文字とアルファベットが併記されています。背面上部には、「挑戦を、この街の伝統に。」というクラブの理念を示すロゴが配置されており、「挑戦」と「伝統」を手話で表現したデザインが施されています。これにより、手話の重要性や意義を広めることが期待されています。
ツエーゲン金沢では、この手話シャツの売上の一部と今後行われるオークションの全額を、ホームタウンの聴覚障がい者支援に役立てる計画です。
試合前に行った手話チャント
さらに、試合の前には選手たちが自ら手話で応援歌を観客に向けて披露する場面もありました。『さあ行こう金沢』という応援歌を、選手たちが手話で実演したことで、観客も一体感を持って試合に臨むことができました。この取り組みは、障がいの有無に関わらず、全ての人々がサッカーを楽しめる新たな試みの一例となりました。
Future Challenge Projectの実施
この日のイベントでは、2021年からスタートした「Future Challenge Project」のもと、市内の向陽高校といしかわ特別支援学校の生徒が共同で焼き菓子を販売し、収益を寄付先にする活動も行われました。また、石川県立ろう学校の生徒たちと金沢星稜大学の手話サークルが共演し、歌手の海蔵亮太さんを招いたパフォーマンスも披露されました。
ブラインドキック体験ブースも設置され、参加者は「見えないとゴールやボールの位置がわからず、難しさを実感した」と話しました。これもまた、障がい者と健常者が共に楽しめる環境作りの一環です。
障がい者の観戦体験
また、このプロジェクトには障がい者を試合に招待する取り組みも含まれています。介助をして参加した女性は、「以前から西部緑地公園で視覚障がい者と一緒に観戦する取り組みを行っているツエーゲン金沢の姿勢に感謝しています。障がいの有無に関わらず、全ての人がサッカーを楽しめるようにすることが大切です。」と語りました。
J2昇格プレーオフへ向けて
試合は、ツエーゲン金沢が前半アディショナルタイムにPKで先制し、後半にも追加点を決めて2-0で勝利を収めました。この結果、チームは連敗を止めてJ2昇格プレーオフ圏内の6位に浮上しました。試合後、辻田真輝監督は、観客からの大きな応援が力になったと振り返りました。
第37節ではギラヴァンツ北九州戦に惜しくも1-2で敗れ、プレーオフ出場の確定は最終節に持ち越されました。11月29日には、ホーム最終戦で5位につける鹿児島ユナイテッドと対戦します。
ツエーゲン金沢とhummelの歴史
ツエーゲン金沢はJ2リーグに所属するクラブチームで、金沢市を中心に活動を展開しています。チーム名は、ドイツ語で「2」を意味する“Zwei”と「進む」を意味する“Gehen”から成り立ち、『チームとサポーターが共に進んでいく』という意義が込められています。
また、hummelは1923年に設立されたデンマークのスポーツブランドで、世界初のスタッド付きフットボールブーツを開発したことで知られています。スポーツを通じて世界を変えるというビジョンを掲げ、ブランドストーリーを展開し続けています。
【OFFICIAL WEBSITE】
ツエーゲン金沢 |
hummel