バイオプラスチック展開
2024-08-06 18:36:36

長瀬産業とTotalEnergies Corbionが日本市場でのバイオプラスチック展開を強化

長瀬産業とTotalEnergies Corbionの提携



長瀬産業株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:上島 宏之)は、オランダのTotalEnergies Corbion(テトラルエナジーズ コービオン)と販売代理店契約を締結しました。これは、サステナブルなバイオプラスチック「Luminy® PLA」の日本市場での販売拡大を目指すものです。

Luminy® PLAとは?



Luminy® PLAは、従来のポリ乳酸(PLA)と比較して、より高い光学純度を持ち、耐熱性や機械的強度に優れています。これにより、一般衣料や車両内装部品など、さまざまな用途に利用可能です。この新しい素材は、企業が環境負荷を軽減するために向けた取り組みの一環として注目されています。

環境への貢献



長瀬産業は、GHG(温室効果ガス)排出量の削減や資源のリサイクルを図る「資源循環型スキーム」を構築し、環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。この提携を通じて、日本市場におけるLuminy® PLAの拡販が進むことで、企業の環境負荷軽減への貢献が期待されます。

中期経営計画と新たなビジネス開発



長瀬産業は、中期経営計画「ACE 2.0」のもとで、「基盤」「注力」「育成」「改善」の4つの領域に焦点を当てています。商社機能の強化を図るとともに、新たなビジネスの開発にも積極的に取り組む方針です。Luminy® PLAの販売によって、商社機能の強化が実現し、新規事業への道が開かれています。

ケミカルリサイクルの推進



TotalEnergies Corbionは、原料の乳酸やPLAの中間体であるラクチドの製造において業界最大手であり、ケミカルリサイクルの推進にも力を入れています。使用済みのPLAを分解し、再合成することで新たにLuminy® PLAを生産し、持続可能な利用を実現しているのです。この取り組みは、プラスチックのリサイクル率を向上させ、環境保護にも寄与しています。

日本市場における展望



今後、長瀬産業はLuminy® PLAを日本市場で拡大するほか、顧客ニーズに合わせた材料の開発や用途の提案を行っていきます。NAGASEグループ内の研究開発機能と連携し、素材の評価・分析にも注力する計画です。

未来に向けた使命



長瀬産業は、サステナブルなバイオプラスチックの展開を通じて、GHG排出量の抑制に貢献し、「人々が快適に暮らせる安心・安全で温もりのある社会」の実現を目指しています。このような取り組みは、環境意識の高まりや持続可能な選択肢の需要に応えるものとなります。

まとめ



長瀬産業とTotalEnergies Corbionの提携は、今後の日本市場におけるサステナブルな素材の普及に寄与する重要なステップです。Luminy® PLAの市場投入は、多くの企業にとって新たなビジネスチャンスをもたらし、環境への配慮が求められる時代において、その影響力が期待されていることでしょう。

会社情報

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長瀬産業
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