丸亀市の新しい道を切り開く「株式会社丸亀企画」設立
2025年7月15日、丸亀市に新しいコミュニティの中心となるべく、株式会社丸亀企画が設立されました。この企業は、株式会社NEWLOCALとの合弁により誕生し、地元出身の経営者たちが手がける、地域密着型の事業を展開していきます。
市町の状況と課題
最近の丸亀市では、特に駅周辺の商店街において、アーケードの解体が行われ、シャッター街が目立つようになっています。一方で、市役所の新設や市民活動交流センター「マルタス」などには、多くの市民が集まる空間も見られます。しかし、観光資源を持つ丸亀市も、今後の事業展開には多くの挑戦が求められています。
まちづくりの基本的な方向性として「丸亀市大手町地区4街区南街区再編整備基本計画」があるものの、地域の事業者を巻き込みながら、観光による消費をどう育てていくかが、今後さらなる焦点になるでしょう。
丸亀企画の設立意義
株式会社丸亀企画は、「観光的魅力の具現化」と「ローカルな事業者の発掘・育成・加速」を目指して設立されました。この目的に向き合い、観光と市民交流を融合させることによって、さまざまな「場」や「仕組み」を創出しようとしています。地域のプレイヤーが新たな商品やサービスを生み出し、それが地域活性化に繋がるという循環を生むことが求められます。
具体的なプロジェクト
その第一歩として、2025年末に市民と観光客が融合するピザ屋をオープンする予定です。このピザ屋は、丸亀駅周辺に立地し、地域の人々と共に「理想のピザ」を考えるワークショップを開催します。また、2026年夏にはアート・ギャラリー・サウナ併設のホテルも開業予定で、泊まることができる編集空間として設計されています。
ワークショップの詳細
2025年7月30日には、「YOUR PERFECT PIZZA MEETING」と題した市民参加型のアイデア創出イベントが実施される予定です。このイベントでは、参加者と自由に議論しながら、地域の特色を生かしたピザメニューを共に考えていきます。地元住民やメディアへの参加も呼びかけており、地域の未来に関与する貴重な機会となるでしょう。
経営陣の紹介
代表取締役の馬場 健誠氏は、地域の不動産業や宿泊事業に精通し、地元への愛着を持ちながらまちづくりに取り組んでいます。取締役の林 憲太郎氏は、飲食業界のノウハウを活かして地域のカフェやコーヒー文化の発展に寄与しています。そして、取締役の篠田 善典氏は、高知から丸亀へと移り、五つの宿泊施設運営の経験があります。
まとめ
株式会社丸亀企画の設立は、丸亀市のまちづくりに新しい風を吹き込む大きなステップです。観光と市民交流を強化し、地域の事業者を育てながら、魅力的な「まち」を実現するサポートを行っていく予定です。これからの丸亀市に期待が高まります。詳細は株式会社丸亀企画の公式サイトをチェックしてください。