Querierがβ版リリース
2021-08-02 11:31:26
Querierがβ版リリースと資金調達を発表、スタートアップ支援へ
スタートアップにおいてプロダクトは命とも言える重要な要素です。特に設立直後には、エンジニアがプロダクトの開発以外にも時間をさいてしまうと、企業の成長が鈍化してしまいます。しかし、リソースが限られているため、なかなか自由に動くことが難しいのが実情です。
多くのスタートアップでは管理画面が不可欠な要素であるにもかかわらず、その開発は非常に手間がかかります。新しい機能が加わるたびに、管理画面の再開発が求められ、さらにそのコードは複雑さを増し、メンテナンスが困難になります。こうした状況から、「誰もやりたがらない」仕事になってしまうことも少なくありません。
とは言え、管理画面はどのサービスでも似たような構成になります。そのため、毎回新たに一から作り直すのではなく、ローコードの手法を用いることで、業務効率化ができるのではないかという考えが生まれました。こうした理念のもと、Querierの開発が進められ、約半年間にわたりクローズドでの提供を行ってきました。
新たに発表されたQuerierのβ版では、ドラック&ドロップでUIを構築し、FirebaseやREST APIといったデータソースから直接データを取得し、マッピングすることができます。加えて、BIツールでは難しいデータの挿入や編集が可能で、利用するエンジニアにとって非常に使いやすい環境が整えられています。
スタートアップではエンジニアが不足していることが一般的で、管理画面の開発・アップデートが滞るケースが多いです。このため、社内のテックリードや外部エンジニアがビジネス側から得た情報を手作業でデータベースに入力する非効率が発生しています。Querierを活用することで、こうした業務を迅速かつ簡易に行うことが可能になります。
具体的なユースケースとして、次のような利用が考えられます。UGCアプリにおける店舗情報の変更やデリバリーサービスでのオーダーキャンセル処理、オンライン英会話レッスンでの新しいレッスン登録、ゲームアプリにおけるpush通知の管理など多岐にわたります。
Querierの特長は数々ありますが、まず一つ目は、Web上での簡単な構築が可能な点です。これにより、基盤やサーバーの構築、ライブラリの更新といった手間が一切不要になります。二つ目は、MySQLやFirebaseとの接続を容易に行える点で、REST APIにも対応しています。最後に、ドラック&ドロップ操作でUIを整えることができるので、APIさえあればフロントエンドの開発は必要ありません。
また、ANOBAKA株式会社の中 縁嗣氏もコメントを寄せています。彼は、Querierに出資を行い、代表の吉田さんとCOOの梅本さんとの関係が長く、彼らの開発力に信頼を寄せています。エンジニアがプロダクト開発に専念できる未来を作っていくために、支援を行う意向を示しています。
Querierは、社内のリソースが不足している企業に対して大きな助けとなることを目指しています。エンジニアリソースや管理画面に懸念を抱えている方々は、ぜひQuerierを体験してみてください。詳細は公式サイトや公式Twitterで確認できます。
Querierに関するお問い合わせは、公式ウェブサイトやメールで受け付けています。プロダクトの将来性や開発の進捗にも目が離せません。この新しいローコードサービスは、どのようにスタートアップの運営を支援していくのでしょうか。興味深い展開が待たれています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Querier
- 住所
- 東京都港区浜松町二丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
- 電話番号
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