ドライバーシェア推進協議会が実施する実証実験の進捗状況とは
ドライバーシェア推進協議会の第3回開催
2023年12月20日、国土交通省において「第3回ドライバーシェア推進協議会」が開催されます。この協議会の目的は、深刻化するドライバー不足に対応するため、旅客運送事業者と貨物運送事業者の連携を強化することです。
開催の背景
近年、ドライバー不足は運送業界全体に影響を及ぼしており、特にタクシーや配送サービスにおいて、その影響が顕著です。高齢化や働き手不足が進む中、業界は新たな解決策を模索しています。国土交通省はこの問題に取り組み、さまざまな施策を実施しています。
実証実験の検討
今回の協議会では、実証実験の検討が大きなテーマとなります。具体的には、各運送事業者がどのように連携してドライバーシェアリングを進めていくのか、その進捗状況を共有し、意見交換を行います。この実証実験は業界全体のモデルケースとなることが期待されています。
参加者とメンバー構成
協議会には、旅客運送業者として一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会やDiDiモビリティジャパン、Uber Japan、S.RIDEの各社が参加します。また、貨物運送業者としては佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸、アマゾンジャパンが加わり、物流業界全体の意見を集約します。さらに、国土交通省の各局長や審議官も参加し、政策的な視点から議論を進めます。
論点整理の重要性
協議会では、ドライバーシェアの実施に向けた論点整理も行う予定です。これは、各参与が持つ課題や意見をまとめることで、今後の方針決定に役立てることを目的としています。労働組合や関係省庁もオブザーバーとして参加し、多様な視点からの意見が期待されます。
傍聴者へのお知らせ
この協議会は傍聴が不可ですが、撮影は冒頭の時間帯に限り可能とされています。取材希望者は、14時45分までに指定の場所に集合する必要があります。
今後の影響
ドライバーシェア事業は、これまでの運送業界の枠組みを超えた新たな取り組みです。実験の結果次第では、業界の再編成や新たなビジネスモデルの確立が期待されます。今後の進展が注目されるところです。
この協議会を通じて、業界全体がどのようにドライバー不足問題に向き合っていくのか、注目していきたいと思います。