京都発トランス向け下着
2022-11-08 15:00:01
京都の老舗がトランス女性向けのインナーウェアブランドを立ち上げた理由とその背景
京都の老舗下着メーカーが挑むインナーブランド「apler」
近年、ファッション界には多様性が求められるようになりました。特に、トランスジェンダーの方々が自分らしい姿を表現できるためのアイテムの必要性が高まっています。その中で、京都の伝統的な下着メーカーが「apler(オパール)」という新しいインナーブランドを立ち上げました。このブランドには、ただの下着以上の意味が込められています。
ブランドコンセプト
「apler」は、「なりたい自分になるために、制限なんていらない」というコンセプトのもと、トランス女性のニーズに応えるインナーウェアを開発しています。見せたい自分、なりたい自分に近づくためのアイテムを提供し、すべての女性が自由に輝けることを目指しています。ナチュラルな美しさを引き出すデザインと機能が融合したこのブランドは、まさに新しい時代のインナーウェアと言えるでしょう。
ブランド立ち上げの背景
「apler」の立ち上げには、多くの人々の意見や悩みが込められています。下着の開発を進める過程で、トランス女性の方々が抱えるコンプレックスや生きづらさに直面し、これらの悩みに真摯に向き合う必要性を感じました。実際に、特定非営利活動法人MixRainbowの協力を得て、多くのトランス女性の声を聞くことができました。
このプロセスを通じて、ただ商品を販売するのではなく、トランス女性たちのライフスタイルに寄り添い、彼女たちの自尊心を高めるための機会を提供したいと強く思うようになりました。
開発過程での試行錯誤
新しい下着を開発する上で、多くの技術的な課題がありました。トランス女性の体型は多様であり、既存の製品では解決できない悩みがあることが判明しました。特に、カップが浮く、サイズが合わないという具体的な問題に直面しました。それに対する解決策として、カップ上辺を二重にする設計や、ストラップを三角形にすることでフィット感を向上させる工夫を施しました。また、サンプルを実際のユーザーに試着してもらい、貴重なフィードバックを受けることで改良を重ねています。
具体的な商品ラインナップ
「apler」には、さまざまな商品があります。「Alperios」は、大きめのアンダーに対応したサイズ展開で、少しでも美しく見せるシルエットを追求したブラジャーやフィット感のあるショーツのコレクションです。また「Black Alper」では、胸をしっかりと抑えることができるハーフトップや、タンクトップを展開しています。さらに、ジェンダーレスのデザインを採用した「JellyAlper」シリーズも予定されています。これらの製品は、すべて使用者の意見を反映し、開発されたものです。
まとめ
「apler」というブランドは、トランス女性のために心を込めて作られたインナーウェアです。京都という伝統的な土地で培われた技術と、多様性への理解が一体となり、新しい挑戦を生み出しています。今後、さらに多くの製品が展開されることが期待され、より多くの女性たちが自分自身を自由に表現できるためのサポートを助ける役割を果たすことでしょう。ぜひ、彼女たちの新しい道を一緒に応援していきましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エレーヌ
- 住所
- 京都府京都市伏見区深草小久保町343
- 電話番号
-
075-642-1108