淡路島のエビ養殖
2025-09-29 13:32:58

淡路島で始まるオニテナガエビの陸上養殖プロジェクトについて

淡路島でのオニテナガエビ陸上養殖プロジェクトの概要



三谷産業株式会社が、兵庫県淡路島にて斬新なオニテナガエビの陸上養殖プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、同社の化学品事業部門が進めているもので、特に生育が難しいオニテナガエビを完全閉鎖循環式で養殖することを目指しています。協力するのは、豊富な経験を持つ株式会社ジオノーツ。この協業により、養殖システムの確立に向かう検証が始まりました。

これまでの取り組み



三谷産業は、漁獲量の減少を受けて、水産資源の確保が求められている中で、養殖の需要増加を見込んでいます。同社の排水処理ビジネスで得たノウハウを活用し、環境負荷を軽減しつつコスト削減を図ることが可能です。また、養殖現場にいながらオニテナガエビの成育状況をリアルタイムで把握できる仕組みを構築し、エビ自身に生育環境を発信させる試みも行っています。

プロジェクトの今後の展開



ジオノーツは、水生種に関する育成ノウハウを持ち、陸上養殖や水耕栽培の技術開発を手がけています。最近では、タイの大学と連携するなど、国際的な展開も進めています。また、同社が淡路島内に設けた「岩屋陸上養殖LAB」では、オニテナガエビの孵化やその生体観測に関する研究が進行中です。
この「岩屋陸上養殖LAB」では、身体的ハンディキャップを持つ方が導入した遠隔監視システムを活用して、生物群の生育環境を常時監視しています。これにより、製品の品質向上が期待されるほか、雇用創出や地域経済の活性化などの副次的効果も見込まれています。

共同のビジョン



三谷産業とジオノーツは、持続可能な社会の実現に向けて環境負荷を減らすという共通の理念を持っています。両社の連携を強化し、完全閉鎖循環式による陸上養殖の実現を目指しています。商業規模の水槽を用いて実証実験を行い、良好な結果が得られれば養殖システムの確立がさらに進展し、消費地に近い場所で新鮮な水産物を提供できる体制が整うことが期待されています。

地方創生への寄与



このプロジェクトは、地方創生にも寄与することが期待されています。新たな産業モデルを構築し、地域経済の活性化を促進することにより、持続的な環境を形成していきます。今後の展開に注目が集まるこの取り組みが、どのように多くの人々に恩恵をもたらすのかを見守りたいところです。

まとめ



淡路島でのオニテナガエビの養殖プロジェクトは、水産業に新たな風をもたらす可能性を秘めています。三谷産業とジオノーツの協力により進められるこのプロジェクトが、環境に優しい水産資源の確保と地域経済の活性化にどのように寄与していくのか、引き続き注目が必要です。


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会社情報

会社名
三谷産業株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町2-36-1住友不動産千代田ファーストウイング
電話番号
03-3514-6001

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