ビニール傘からの脱却
2019-05-24 10:29:33

ビニール傘大国日本が折りたたみ傘を見直す理由とは?

日本の傘事情と折りたたみ傘の可能性



日本は世界で最も傘を消費する国で、年間1.3億本という驚異的な数字を誇ります。そのうちの8,000万本がビニール傘であり、この消費量は世界的にも群を抜いています。しかし、傘の文化には悲しい実態も存在します。日本国内で遺失物のおよそ31%が傘というデータからも、私たちが傘をどれほど軽視しているか伺えます。財布や携帯電話の遺失物届出率の驚くべき高い数字に対して、傘はわずか1.8%という結果が示す通りです。

日本では、傘といえば「短期利用のビニール傘」との意識が根強く、実際の使用傘の種類を見ても、折りたたみ傘の使用率が21%に対し、世界平均が55%であることからも、日本人が折りたたみ傘の利便性を見逃していることがわかります。これが再利用や持続可能な消費を考える上での大きな課題となっています。

SDGsに向けた取り組み


そこで、国内シェアNo.1の傘ブランドWaterfrontが立ち上げたのが「たたむ、をひろげるプロジェクト」です。このプロジェクトは、2015年に国連で採択されたSDGsに基づき、日本に折りたたみ傘の携帯習慣を普及させることを目的としています。これにより、環境にも配慮しつつ、傘に対する意識を向上させようとしています。

新たな旗艦店となる「Waterfront SHINSAIBASHI / OSAKA」は、このプロジェクトの一環として、折りたたみ傘の魅力を広める店舗として期待されています。この店舗では、700円というリーズナブルな価格で、重さ165g、薄さ2.5cmの「ポケフラット」シリーズなど、合計1,400種類もの折りたたみ傘が揃います。さらには、多様な長傘も取り揃え、お客様に選択の楽しみを提供します。

新しい売り場演出


Waterfront SHINSAIBASHIでは、「たたむ」をテーマにしたユニークな売り場が目を引きます。独自に開発した「たためる什器」により、商品を手に取る楽しさを演出し、来店者は新しい体験を味わうことができます。また、心斎橋駅では「たたむ」をテーマにした広告も展開され、このビジュアルアートを通じて、傘の美しさを再認識するきっかけを提供します。

未来への期待


折りたたみ傘は、軽量で携帯しやすいだけでなく、長持ちすることから、持続可能なライフスタイルに適したアイテムです。私たちが日常的に持つアイテムを見直すことで、環境への配慮を高め、人々の傘に対する意識も変わることが期待されます。来るべき未来に向けて、Waterfrontの「たたむ、をひろげるプロジェクト」が、私たちの社会に変化をもたらす一歩となることを願っています。新たにオープンする店舗とその取り組みに注目が集まります。

Waterfront SHINSAIBASHI / OSAKA
大阪市中央区東心斎橋1-19-11(2階)
公式サイト

会社情報

会社名
株式会社シューズセレクション
住所
東京都渋谷区恵比寿1-18-18東急不動産恵比寿ビル6F
電話番号
03-6459-3282

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