専修大学松戸高校合唱部が全国の頂点に！金賞獲得の軌跡

専修大学松戸高校合唱部が全国制覇！金賞を手にした感動の道のり

専修大学松戸高等学校（以下、専大松戸）の合唱部が、10月11日、東京のNHKホールで開催された第92回NHK全国学校音楽コンクール（Nコン）の全国大会高等学校の部に出場し、見事に金賞を獲得しました。これは、昨年の初出場に続くもので、2度目の挑戦で全国の頂点に立ったことになります。

合唱の甲子園、Nコンの意義

Nコンは、小学校から高校まで、全国の合唱部がその技術を競う祭典として知られています。呼び名は「合唱の甲子園」とも称され、各学校がこの瞬間のために日々鍛錬を重ねてきました。

厳しい道のり、金賞への挑戦

専大松戸合唱部は、昨年のNコン全国大会で銅賞を受賞した後、金賞獲得への悔しさをバネにし、再び挑戦の道を歩み始めました。関東甲信越ブロックのコンクールを経て金賞を受賞、全国大会への切符をつかんだのです。この1年間、彼らは「自分たちに足りないもの」と向き合い、努力を重ねてきました。

トレーニングの内容

顧問の松井理恵先生は、課題曲「惑星そぞろ」のテンポが変化する難しさに着目し、徹底したテンポトレーニングを実施。部員たちは、テンポ感を身体に染み込ませるために反復練習に取り組みました。また、歌詞の内容を実演することで、視覚的にも感情的にも表現を深めてきたのです。

自発的な成長と協力のサイクル

部長の髙野日和さんは、メンバー同士が互いに指摘し合いながら歌い合い、自身の未熟な部分を克服するためのトレーニングを積んできたと言います。松井先生は生徒たちに自主的な練習のフィードバックを行い、チェックと練習の繰り返しで成長を促してきました。

期待と興奮の本番

全国大会当日、専大松戸合唱部は出場校が持つ演技力に触発されつつ、これまでの努力を自信としてステージに立ちました。演奏後の感触は皆に満足感をもたらしました。皆で心を一つにして夢見た金賞への道が実を結んだ瞬間となったのです。

音楽への想いとこれから

松井先生は、「日本一鳴らせる声」を目指して基礎体力を強化し、個性を持たせた表現力を鍛えるためにトレーニングを続けました。また、全国の舞台は厳しい環境であり、パワフルな音声要求があったため、毎日自発的な努力を続けました。

合唱部の恵まれた環境

専大松戸合唱部には、高校から合唱を始めた生徒も在籍し、リーダーの髙野さんはその成長を促してきた一人です。仲間たちとの絆を深め、全員で高め合いながら最後の瞬間を迎えられることは至福だと語っていました。

卒業後も続く仲間との絆

卒業後は、後輩たちの成長を見守りながら、観客として合唱部の活動に携わりたいという意向を示しました。この仲間との時間は一生の宝物であり、音楽の楽しさを今後も共有していく姿勢を持っています。

松戸市の音楽文化

専大松戸合唱部の歌声は、定期演奏会や市の音楽祭でも楽しむことができ、市が誇る音楽文化の一端を担っています。今後も定期的に実施されるイベントにぜひ足を運んで、彼らの歌声を体感してみてください。

温かい拍手に包まれ、金賞受賞を祝う校内での発表の中で、松戸市が持つ音楽・芸術の魅力を再確認する素晴らしい機会となりました。この特別な瞬間を共に味わったすべての人々に、心からの祝福を贈ります。