LNG燃料フェリー進水式
2024-04-12 14:00:01
新たな時代の幕開け!LNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」の進水式開催
新しい風を感じる「さんふらわあ かむい」の進水式
2023年、LNG燃料を活用したフェリー「さんふらわあ かむい」の命名・進水式が開催されました。この式典では、株式会社セコマの代表取締役会長である丸谷智保氏が「さんふらわあ かむい」と命名し、次いで会長のご令室である丸谷道子氏が支綱を切断する重要な瞬間が演出されました。このフェリーは2024年12月に内海造船から引き渡され、2025年初頭には大洗~苫小牧航路で運航を開始する予定です。さらに、2025年中には同航路に2番船も就航する見込みです。
この新たなフェリーの就航により、商船三井グループは2023年より大阪~別府航路で運航中の「さんふらわあ くれない」と「さんふらわあ むらさき」と合わせて、国内の東西航路でのLNG燃料フェリー4隻体制を実現します。これにより、未来を見据えた持続可能な物流の実現が期待されます。
船名の由来とデザイン
「さんふらわあ かむい」という名称には、北海道を中心に生活してきた先住民「アイヌ」への敬意が込められています。このLNG燃料船が伝統と未来を結びつけ、多くの人々に愛される存在になることを願って命名されたのです。また、アイヌの人々が抱く「カムイ」(神や魂)の概念も反映され、豊かな海と地球環境を守る存在であることを祈念しています。
船体デザインには『かけがえのない地球と海を守りつつ、伝統と新たな未来をつなげていく』というコンセプトがあります。青い海と空をイメージした色彩や『夜明けの光』を印象付けるデザインは、まさに新しい時代の象徴となることでしょう。
環境への配慮
「さんふらわあ かむい」は、従来のフェリーに比べてCO2排出量を約35%削減できる技術を採用しています。この取り組みは、商船三井グループが2050年までのネットゼロ・エミッションを目指すための一環として位置づけられており、環境を保護するための革新と責任を果たす方法として注目されています。
さらに、フェリー内のトラック積載スペースが広くなり、全室が個室化されているため、トラックドライバーにとって快適な空間が提供されます。これにより、物流の「2024年問題」にも寄与することが期待されています。
今後の展望
商船三井グループは、これからも脱炭素・低炭素化の実現に向けた戦略を進めていく方針です。「さんふらわあ かむい」が持つ理念と最新技術は、新たな時代の幕開けを感じさせるものであり、海の未来を見据えた持続可能な運航に寄与することでしょう。業界全体にとっても重要な一歩となるはずです。
今後の「さんふらわあ かむい」及びLNG燃料フェリーに関する情報は、公式ウェブサイトで随時提供される予定です。この新たな航海に向けて、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社商船三井さんふらわあ
- 住所
- 東京都千代田区外神田一丁目18番13号秋葉原ダイビル11階
- 電話番号
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