2:DIPファイナンスの概要
再生を目指す企業向けのローン提供を意味し、元々は米国チャプター11のDIP(Debtor In Possession)に対する融資を指す。窮境にある企業の再生には、単なる銀行融資の残高維持には留まらず、事業存続や改善に向けての、新規の運転資金や設備資金などが必要になるが、主にこれらのリスクマネーを提供するもの。私的整理手続き中の企業宛「プレDIPファイナンス」と、法的整理手続き申立以降の「アーリーDIPファイナンス」「レイターDIPファイナンス」「EXITファイナンス」に大別される。