業務提携を発表したシンカと大塚商会の新たな挑戦
株式会社シンカ(以下、シンカ)と株式会社大塚商会(以下、大塚商会)が最近業務提携を結んだことを発表しました。この提携により、シンカの提唱する次世代コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を多くの企業に展開していくことが期待されています。
提携の背景
シンカは、電話、メール、ビデオ通話、SMSといった多様なコミュニケーション手段を一元管理できる「カイクラ」を開発しました。近年では、情報のデジタル化と爆発的なインターネットの普及により、人々はスマートフォンやパソコンを通じて容易に連絡を取ることができるようになっています。しかし、これに伴い、各デバイスでのコミュニケーション履歴が分散し、管理が難しくなるという課題も浮上しています。
シンカはこの問題を解決するために、「カイクラ」を通じてコミュニケーションを一元化することを目指しています。企業が直面する顧客とのやりとりの履歴をITの力で統合することで、すべての企業に平等にITの利点を広めていくことを理念に掲げ、より多くの企業にこの革新的なソリューションを提供するために、大塚商会との業務提携を決定しました。
大塚商会の役割
大塚商会は、60年以上の歴史を有する企業で、15,000以上のソリューション事例と130万社を超える取引先を持つ実績があります。地域密着を重視し、特に中小企業向けのサービスを強化してきました。システムインテグレーション事業やサービス&サポート事業を中心に、提案から導入、サポートに至るまでワンストップでソリューションを提供しています。
この提携により、大塚商会の中小企業顧客が「カイクラ」を導入することで地域内の顧客とのコミュニケーションを一新し、業務効率化と顧客満足度の向上を図ることが可能になるとしています。
カイクラの特徴
「カイクラ」は、複数のコミュニケーション手段を統合できるため、異なるチャンネルの履歴を一元的に表示できます。これにより、担当者以外も顧客の過去のやりとりを簡単に把握することができ、よりスムーズな対応が可能となります。
2014年にサービスを開始して以来、2,600社以上、4,700拠点で利用されています。NTT東日本からの正式受託商品として認定され、さまざまなアワードを受賞するなど、その信頼性と革新性が認められています。
まとめ
シンカと大塚商会の業務提携は、顧客コミュニケーションの新たな形を生み出す大きな一歩です。地域密着型の中小企業が「カイクラ」を通じてより効果的なコミュニケーションを実現することで、顧客との関係を深め、ビジネスの成長にも寄与することが期待されます。今後、この流れがどのように進化していくのかが注目されます。