ホワイトエッセンスが2025年度秋季学術大会に参加
ホワイトエッセンス株式会社(東京都渋谷区)は、全国337の加盟歯科医院で提供しているホワイトニングや歯のクリーニングなどのサービスで知られており、2025年11月6日・7日に開催される日本歯科保存学会2025年度秋季学術大会に参加しました。本大会では、新たに開発した「3Dレーザーカットマウスピース」をうまく活用し、より安全かつ効果的なホームホワイトニングを実現可能な技術を発表しました。
ホームホワイトニング市場における重要な革新
「ホームホワイトニング」を行うには専用のマウスピースが必要ですが、ホワイトエッセンスの「3Dレーザーカットマウスピース」は、口腔内スキャナー「WEスキャン」や3Dプリンターを駆使して製造されます。スキャンは瞬時に行われており、顧客にとっても装着感が快適です。特に従来のマウスピースに比べ、嘔吐反射の軽減や誤嚥のリスクを低減する設計が施されています。
ホワイトエッセンスは、レーザーカッターを用いることで、他の製品に比べなめらかで歯茎に優しいマウスピースを提供しています。さらに、特許を取得しているこのマウスピースは、表面に微細な凹凸を持ち、ホワイトニングジェルの保持力を1.7倍高めることに成功しています。
学術大会での研究成果
今回の大会でホワイトエッセンスは、先進的な研究成果を発表しました。具体的には、「3Dレーザーカットマウスピース」の内面性状を評価し、カスタムトレーがホワイトニングの効果に与える影響を報告しました。この評価では、カスタムトレーの表面素材の粗さがホワイトニングジェルの流動性に関連していることが示されました。
材料と方法
研究にあたり、以下の手法でデータを収集しました。
1.
光学印象: ホワイトエッセンスの「WEスキャン」を使い、人工歯上顎歯列模型の光学印象を採得し、3Dプリンターで樹脂製の歯列模型を作製。
2.
印象材利用: 同じモデルに対し、アルジネート印象材を用いて印象を採得し、硬石膏を注入して石膏製模型を作成。
3.
トレー製作: 上記模型を用いてカスタムトレーを製作。
これらの模型を基にカスタムトレーの表面の粗さや水平流動性を測定し評価しました。
結果と考察
樹脂製模型を使用したカスタムトレーは、石膏製模型よりも高いRa値を示し、液材の流動性は樹脂製模型群が優れている結果が得られました。この結果から、ホワイトエッセンスの「3Dレーザーカットマウスピース」は、ホワイトニング材の保持を向上させ、安全で効果的なホームホワイトニングを実現するために極めて有効であることが示されました。
この結果は、今後のホワイトニング技術において重要な位置づけとなるでしょう。今後もホワイトエッセンスは、歯の美と健康を追求し続け、お客様に高品質な施術を提供するための研究開発に取り組んでいく所存です。
会社概要
ホワイトエッセンス株式会社は2003年に設立され、全国に337の医院を展開。医療機関の技術力にエステの心地よさを融合させたサービスを提供しています。また、過去にホワイトニングを経験していない方への返金保証制度を設けており、顧客サービスの向上を目指しています。