鳴門市での移住体験プログラム「おてつたび」
徳島県鳴門市で、リゾートホテルを舞台に新たな移住体験プログラム「おてつたび」がスタートしました。このプログラムでは、鳴門市民として生活する3週間を通じて、参加者がリゾートホテルでのさまざまなお仕事を経験し、地域との交流を深めることが目的です。
リゾートホテルでのオリエンテーション
参加者はまず、鳴門市鳴門町大毛島に位置する3つのリゾートホテル、モアナコースト、鳴門グランドホテル海月、アオアヲナルトリゾートのいずれかでオリエンテーションを行います。この日の仕事初日には、鳴門市出身の移住交流PR大使、里崎智也氏が各ホテルを訪れ、参加者と共に初仕事を体験しました。彼の存在は参加者にとって大きな励みとなり、緊張をほぐす助けにもなりました。
各ホテルでの体験
モアナコーストでのベッドメイキング
モアナコーストは、ハワイ語で「美しい海岸」を意味します。この風光明媚なホテルでは、参加者と里崎さんが一緒に客室のベッドメイキングに挑戦。最初は緊張気味だった参加者も、里崎さんの軽快なトークによって次第にリラックスした様子でした。思わぬ笑いが生まれ、心温まる雰囲気が漂いました。
鳴門グランドホテル海月での宴席準備
次に訪れた鳴門グランドホテル海月では、鳴門公園近くの絶景を眺めながら、宴席の準備作業を行いました。里崎さんは、「教えてもらったことを忠実に実行するプロ」として、参加者たちと共にスムーズに作業を進め、その手際の良さが印象的でした。
アオアヲナルトリゾートでの接客体験
最後にアオアヲナルトリゾートにて、土産物店での接客業務を体験しました。参加者は商品の陳列や補充を行い、お客様とのコミュニケーションも積極的に図りました。里崎さんの元気なトーク力でお客様と楽しいやりとりをしながら、スープの試飲を勧める場面も見られました。
おてつたび参加者との座談会
すべてのお手伝いが終わった後、参加者と里崎さんとの座談会が「フレンチモンスター瀬戸内フードアート」にて行われました。約3週間という短期間でしたが、ホテルでの仕事を通じて、鳴門市の海と山の美しい自然に囲まれながら、貴重な経験をたくさん積むことができました。
鳴門市の移住促進に向けた取り組み
鳴門市では、移住交流の促進や関係人口の創出、人手不足の解消を目指しています。「半農半X」といった新しい移住コンセプトを掲げ、令和5年度からは「半農半X」推進シェアハウス事業をスタートしました。すでに全国から63名が「鳴門らっきょ」や「なると金時」の収穫に参加しています。また、今年の7月には株式会社おてつたびと連携協定を結び、今後は観光業を含む様々な業種での受け入れも行う計画です。
問い合わせ先
詳しい情報は、鳴門市役所産業振興部商工政策課(TEL:088-684-1213)までお問い合わせください。この取り組みを通じて、鳴門市がすべての人々にとって魅力的な移住先としてさらなる発展を遂げることを期待しています。