働く女性の健康をサポートする「Grace Care」の導入
株式会社グレイスグループが提供する「Grace Care」は、働く女性を対象とした予防医療と不妊治療のサービスです。この度、株式会社クレディセゾンがこのサービスの提供を始めることとなりました。クレディセゾンは、2024年3月から「Grace Care」のパイロットプログラムを開始し、実際に従業員に向けた婦人科に関するセミナーを行うなど、意識の向上に努めています。
婦人科検診の現状と「Grace Care」の必要性
セミナーでは、参加者に婦人科検診を受ける意義について紹介され、実際に検診を希望する従業員には「Grace Care」の問診チェックや婦人科検診の受診機会が提供されました。参加者のアンケートによると、年に1回以上婦人科検診を受けている女性は21%にとどまり、76%の人が女性特有の疾患が仕事のパフォーマンスに影響を与えた経験があると回答しています。この結果から、定期的な婦人科検診が健康や業務の生産性の向上に繋がることが明らかになり、「Grace Care」の導入が決定されました。
卵子凍結の支援
さらに、クレディセゾングループ共済会では、2024年4月から従業員向けに卵子凍結の費用助成を行うことを発表しています。あわせて、「Grace Care」のメニューには、卵子凍結保管サービス「Grace Bank」も含まれ、特別価格での提供が予定されています。これにより、将来の妊活を考える女性へのサポートが強化されます。
「Grace Care」の特徴
「Grace Care」は、女性の健康維持・向上を目的とした5つのプログラムを提供しています。具体的には、以下の内容です:
1.
企業ニーズに応じたセミナーの開催: 専門医によるセミナーをカスタマイズして提供。
2.
LINEでの問診チェック: 年1回のオンライン診断が手軽に行えます。
3.
婦人科クリニックの紹介: かかりつけ医を見つける手助けをします。
4.
妊活サポート: 全国約60の生殖医療クリニックと連携し、妊活の安心を提供。
5.
卵子凍結保管サービスの法人割引: "Grace Bank"を従業員向けに特別価格で利用できます。
このように、多角的に女性の健康をサポートする「Grace Care」は、単なる医療サービスにとどまらず、働く女性たちのより良い未来の実現に向けて、健康経営の一環として重要な役割を果たしています。
企業としての取り組み
クレディセゾンは、「サービス先端企業」という経営理念のもと、金融をコアとした「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」を目指しています。約3500万人の顧客基盤とデジタル技術を活用し、個人や法人の多様なニーズに応えています。
一方、グレイスグループは、「子供を持ちたいと願うすべての女性の夢を叶える未来」を目指しています。そのために、卵子凍結保管サービス「Grace Bank」や働く女性向けの医療サポート「Grace Care」を展開しています。これにより、妊活を希望する方々への負担を軽減し、より充実した人生の実現を支援しています。
おわりに
「Grace Care」は、特に女性の健康やライフスタイルに寄り添ったサービスであり、働く女性が自分の身体に向き合いやすい環境を整えることに貢献します。この新しいサービスが、女性たちの未来にどのような影響を与えるのか、今後の展開に期待が高まります。