環境負荷削減キャップ
2021-07-14 11:01:37
エアゾールキャップの革新!環境負荷を大幅に削減する新製品登場
環境に配慮した新しいエアゾールキャップ
近年、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが、企業活動の重要な指針となっています。2016年に策定されたパリ協定を受け、日本でも2030年度までに温室効果ガスを26%削減する目標が定められ、企業はその実現に向けた努力を多岐にわたり進めています。
プラスチック業界もその活動の一環として、さまざまな改善策に取り組んでいます。具体的には、エコ素材への切り替えや廃棄物のリサイクル推進などが挙げられます。しかし、「プラスチックと温室効果ガスの削減」という難題に直面し、多くの企業にはさらなる解決策が求められています。
その中で、エアゾール用キャップで有名な東京コヤマプラスチック株式会社が発表した新製品が注目を集めています。5月17日に同社が発表した新しいエアゾール用キャップは、まさに環境問題への対応を先取りしたと言えるでしょう。
新キャップは、日本における廃プラスチックの大半が燃焼処理されるという現実を踏まえ、燃焼時のCO2排出量を大幅に削減するために設計されています。このキャップの原材料には特別な添加物が配合されており、これにより燃焼時のCO2排出を約6割も削減することが期待されています。
キャップの主要素材はポリプロピレン(PP)であり、何をどの程度配合したのかは非公開されていますが、これは日本における産学連携の成果とも言えます。つまり、日本発の次世代環境技術がこのキャップに盛り込まれているのです。
また、外見は従来型のキャップとほとんど変わらず、着色が可能である点も魅力的です。これにより、デザインを損なうことなく環境負荷を減らすことができるのです。
新キャップは完全に国内で生産され、納期や価格については受注量に応じて柔軟に相談できる体制が整っています。同社は、今後自社グループ企業が取り扱うすべてのエアゾール製品にこの新キャップを採用する方針を掲げており、積極的に業界全体の環境対応を進めていく考えです。
新しいエアゾールキャップの登場は、企業活動が環境保護とどのように結びついているのかを示す良い事例となりそうです。これを通じて、消費者の皆さんにも企業の環境への取り組みが広く認識されることが期待されます。今後もこのような取り組みが企業全体に広がり、持続可能な社会の実現に貢献することを願います。
会社情報
- 会社名
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東京コヤマプラスチック株式会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田2-17-3アヤベビル3階
- 電話番号
-
03-5209-1457