TD SYNNEX、IBM watsonx搭載のAIサーバーを導入
TD SYNNEX株式会社は、12月23日よりIBMが提供するAIプラットフォーム、IBM watsonxを組み込んだアプライアンス・サーバーの販売を開始すると発表しました。この新しいサーバーは、オンプレミスでの生成AIの開発・運用に適した設計となっており、企業が自社のIT環境内で独自のAIモデルを成功裏に展開できるよう支援します。
生成AIの利用は、特に企業において拡大傾向にあります。近年、多くの企業がSaaS環境から一歩踏み込んで、機密情報を扱う必要性や独自のプロセスを取り入れた生成AIモデルの構築を求めています。この市場のニーズに応える形で、TD SYNNEXは自社インフラを活用した企業向けのソリューションを提案します。
このアプライアンス・サーバーには、watsonx.aiを中心に、Red HatのOpenShiftやVMwareなどの関連ソフトウェアが統合されるため、低コストで軽量かつ迅速な処理が可能です。そのため、顧客のニーズに応じたさまざまなAIアプリケーションの構築に寄与し、企業の独自のビジネス戦略に沿った解決策を提供します。
TD SYNNEXは、サーバーの導入支援を株式会社クレスコと協力して行う予定です。企業向けには、生成AIの開発や運用に関する人材育成、要件定義、さらには技術支援に至るまで、幅広いサービスが提供されます。また、両社はマーケティングや営業活動の共同実施を通じて、本ソリューションの拡販を図るとともに、提携企業の拡充にも取り組む方針です。
さらに、TD SYNNEXではサーバーに留まらず、AIの組込みを施したワークステーションやPCの開発も検討しており、より多様なビジネスシーンでの活用が期待されています。日本IBMもこの取り組みに協力し、AI技術の提供とともに、市場における優位性獲得へ向けた支援を行います。
このように、TD SYNNEXと日本IBMは協力しながら、企業のデジタル変革やAIのビジネス活用を積極的に推進していく構えです。各企業にとって、この新たなソリューションが如何にビジネス効率の向上に寄与するか、注目が集まっています。今後、これらの技術がもたらす変革の波に乗り遅れないよう、企業がどのように対応していくのか、目が離せません。
TD SYNNEXについて
TD SYNNEX株式会社は、グローバルなITディストリビューターである米国TD SYNNEX Corporationの日本法人です。世界中でのネットワークを背景に、お客様に最適なITソリューションを提供するために日々努力しており、テクノロジーを通じて地域社会にも貢献しています。詳細情報は
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