日本神話に息づく「和ハーブ」の力を体感する特別イベント
2025年8月11日、田園調布のせせらぎ館で、シュタイナーショップ「école de Liaison リエゾン」のプレオープンイベントとして特別イベント『神話・昔話の中の「和のハーブ」のちから』が開催されました。このイベントには約40名が参加し、日本の神話や昔話に登場する「和ハーブ」の力を学び、体感する貴重な機会となりました。
イベントの概要
『神話・昔話の中の「和のハーブ」のちから 織田剛 × はたりえ』
このイベントでは、西洋のハーブに押されがちな日本の身近な植物たちが紹介されました。日本の神話や昔話には、桃や梅、笹、よもぎ、しょうぶなど、さまざまな「和ハーブ」が登場し、古代から私たちの健康を支えてきたことが語られました。植物力研究家の織田剛氏とオイリュトミー芸術家のはたりえ氏が講師として登壇し、参加者は和のハーブの特性や効用について学びました。
第一部:講演
織田剛氏が日本の風土に根付く「和ハーブ」の知恵を語る講演が行われ、桃・梅・笹・よもぎ・しょうぶなどの神話や昔話との関係、健康効果、さらには日常生活における利用法について解説がありました。特に「身土不二」という思想について触れ、日本人がどのように植物と関わりを持っているかが説明されました。
第二部:ワークショップ
その後、はたりえ氏によるオイリュトミーのワークショップが行われ、参加者は植物の成長や生命力を身体で表現しました。知識だけでなく、実際に身体で感じることで、植物の力をより深く理解する時間となりました。
第三部:対談
イベントの後半では、織田剛氏とはたりえ氏による対談が開催され、「彼岸と此岸、そして植物との繋がり」について語られました。この対談を通じて、自然と人間の関わりや教育、芸術における植物の可能性について考えるきっかけを参加者に提供しました。
講師紹介
はたりえ
はたりえこは早稲田大学を卒業後、オイリュトミー芸術と出会い、ミュンヒエン・オイリュトミー学校に留学。以来、日本のオイリュトミストの先駆けとして、全国各地にオイリュトミーを広めてきました。多くの公演や講習活動を通じて、オイリュトミーの普及に努めています。
織田剛
植物力研究家の織田剛氏は、フランスの伝統的な薬草学を取り入れたハーブ・ファスティングを開発しました。特に、自身の病を克服した経験を元に、ハーブの力を広める活動を続けています。彼の著書やYouTubeチャンネルでは、健康に関する専門知識が紹介されています。
まとめ
今回のイベントは、日本の豊かな植物文化を体験し、学ぶための素晴らしい機会となりました。参加者の皆さんは、和ハーブの効能や魅力を再発見し、日常生活の中でどのように活用していけるかを新たに考える時間を持つことができたようです。自然との繋がりを強く感じられるイベントであり、今後の開催にも期待が高まります。