世界報道写真展2024京都の復活
日本での開催が待ち望まれている「世界報道写真展」が、2024年に京都で復活します。オランダの世界報道写真財団が運営するこの展示会は、報道写真のコンテストで選ばれた作品を全国で展示し、戦争や気候変動、人権問題などの重要なメッセージを発信してきました。
昨年終了した2021年を最後に、国内での開催が途絶えていたこの写真展ですが、2024年10月7日からクラウドファンディングがスタートし、皆さんの支援を募っています。会場は、かつて新聞が印刷されていた工場跡地で、これまでの歴史的価値を生かした形での展示を企画しています。
クラウドファンディングの目的
フォトジャーナリストたちが撮影した数々の作品を、高品質なプリントで展示するためには、多くの資金が必要です。会場制作や輸送にかかる費用を賄うため、皆様のご支援をお願いしています。実行委員会は、公共性の高い情報をより多くの方に届けるべく、無料で入場できることを選択しましたが、展示の質を維持するためには高いクオリティの印刷が不可欠です。
67回目を迎える世界報道写真コンテスト
1955年に始まった「世界報道写真コンテスト」は今年で67回目を迎え、130の国と地域から約6万点の作品が集まりました。今年の受賞作品には、ロイターのフォトジャーナリスト、モハメド・サレム氏が撮影した感動的な一枚が含まれています。これはパレスチナの女性が、ミサイル攻撃で命を失った彼女の姪を抱きかかえるシーンを捉えたものです。こうした作品を通じて、世界の現在を感じることができる貴重な機会を提供します。
展示内容とイベント
2024年の展示は11月30日から12月29日まで行われ、約30名のフォトジャーナリストの入賞作品が展示される予定です。また、京都新聞社の松村和彦が手がけた認知症に関する写真作品「心の糸」も特別展示されます。
更に、特別リターンとして、見に来てくださった方々には「World Press Photo 2024イヤーブック」や、審査員や入賞者によるガイドツアー等、多彩なプレゼントも用意されています。支持者限定の特典もぜひチェックしてみてください。
クラウドファンディングの詳細
活動資金の目標額は300万円で、2024年12月29日まで募金を受け付けています。クラウドファンディングの活動に参加することで、世界の『今』を知る扉を開く一助となることができます。自分の力で、日本での報道写真展の復活に貢献できるこの機会を逃さないでください。
京都新聞社が運営する「THE KYOTO Crowdfunding」では、具体的な支援の方法やリターンについての詳細を公開しています。リンクからぜひ、参加をご検討ください。
THE KYOTO Crowdfunding
終わりに
世界報道写真展は、私たちに必要な情報を届け、世界の現状を映し出す重要なイベントです。今回のクラウドファンディングに参加し、一緒にその再会を実現しましょう。未来のために、今できることを考え、行動する時が来ました。