ファミマのコーヒー活動
2024-10-12 00:35:01

エチオピアとのつながり深化、ファミリーマートの持続可能なコーヒー活動

ファミリーマートが主催するスペシャルティコーヒーイベント『SCAJ2024』が注目を集めています。10月10日、東京で開催された記者説明会では、エチオピア大使ダバ・デベレ・フンデ閣下とファミリーマートの商品本部長補佐、木下紀之氏が登壇し、両者の取り組みについて語りました。このイベントは、コーヒー2050年問題に対処し持続可能なコーヒー生産を目指す重要な一歩です。

ダバ大使は、エチオピアにおける植樹活動を挙げ、過去数年間の政府の取り組みがコーヒー生産の減少にいかに役立っているかを説明しました。また、2050年までにアラビカ種の栽培適地が半減するという懸念にも触れながら、エチオピアの栽培面積が増加している点を強調しました。しかし、化学肥料を使わない有機的な生産方法が、実際の生産量の向上を妨げているとも述べました。このため、彼はコーヒー生産者に対する適正価格の必要性を強く訴えました。

一方、木下氏はファミリーマートのエチオピアとの協力について語り、昨年の視察で学校のトイレが不足しているという現状を知ったことから、新たにトイレ設置プロジェクトに着手した経緯を説明しました。このような取り組みは、教育環境の改善を目的としており、今後も教科書の寄付やトイレ設置が重要な課題として進行中です。ファミリーマートは、現地との対話を重視し、持続可能な生産を支援していきます。

エチオピア産のモカブレンド


ファミリーマートで提供されるモカブレンドは、エチオピアのイルガチェフェ産豆を60%使用しています。このブレンドは、エチオピアにおける持続可能なコーヒー生産を支えるために重要であり、2024年4月から6月にかけて、伊藤忠商事と共に、購入1杯ごとに1円を子供たちの教育環境の改善に寄付する取り組みも行います。その寄付は、トイレの設置や教科書の提供に使われます。さらに、ファミリーマートは、2024年9月には自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に基づき、エチオピア産コーヒー豆の栽培状況に関するレポートを発表予定です。これは、大手コンビニとしては初めての取り組みです。

脱臭ポットによる環境保護


さらに、ファミリーマートでは、コーヒーの抽出後に出る豆かすを脱臭ポットに利用する試みも進めています。年間約4,180トンの豆かすから製作される脱臭ポットは、天然の脱臭剤として機能し、周囲の臭いを吸収する効果があります。1個のポットには約360グラムの豆かすが使われ、交換頻度が2日おきであれば年間約1,038トンを再利用可能です。この取り組みは、ファミリーマートのブルーグリーンプロジェクトの一環として行われ、持続可能な未来を目指す姿勢を示しています。

ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」という理念のもと、地域に寄り添いながら、持続可能な社会の実現に向けて努力を続けることを誓っています。


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会社情報

会社名
株式会社ファミリーマート
住所
東京都港区芝浦3-1-21msb Tamachi 田町ステーションタワーS 9F
電話番号
0120-079-188

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