アップソイルカンパニーが目指す土の循環
大分県大分市に本拠を持つアップソイルカンパニー株式会社は、環境に配慮した新しい事業モデルを構築しています。特に、最近商標登録を完了した「upsoil」と「Circular Soil」は、同社の土の循環プラットフォームの核を成す重要な要素です。これらの商標は、持続可能な未来を形成するための具体的な取り組みを示しています。
「upsoil」と「Circular Soil」の重要性
これまで、家庭や都市のガーデニングにおける土の廃棄は大きな悩みの一つでした。通常、ガーデニングで使用された土は、多くの自治体で回収されず、最終的にはゴミとして処分されるケースが目立ちます。このような状況を踏まえ、アップソイルカンパニーは土を100%リサイクルするプラットフォームを提唱しました。自分の体験からこのプロジェクトが生まれ、土を捨てるのではなく、再生させる意義を感じることが重要だと考えています。
土は自然界において非常に貴重な資源であり、地球の生態系を支える基本的な要素です。実際、1cmの土が作られるにはおよそ100年かかるという事実もあるため、無駄にすることはできません。アップソイルカンパニーの取り組みは、この大切な土を循環させることで、持続可能な資源の利用と環境保護を両立させることを目指しています。
循環経済を実現する「Circular Soil」
アップソイルカンパニーが提供する「Circular Soil」は、循環経済を基盤にした製品です。具体的には、回収した土を別府温泉の蒸気で消毒し、捨てられる予定だった植物の樹皮を粉砕して発酵させたバーク肥料と混ぜて、健康な土へと再生します。このプロセスは、植物の育成に必要な栄養分が豊富に含まれた土を提供すると同時に、廃棄物処理の新たなモデルを示しています。
簡単にできる家庭での土のリサイクル
自宅で土の循環を実践することも可能で、家庭菜園やグリーンライフを楽しむ方にとって大きな魅力となっています。使用済みの土に「upsoil」を1割加えて混ぜるだけで、家庭で土のリサイクルが実現できます。この手軽さにより、ガーデニングを楽しむ多くの人々が土の循環に参加することが期待されています。
持続可能な未来に向けたビジョン
アップソイルカンパニーは、土のリサイクルとデジタルプロジェクトの2つの事業を展開しています。その中で、土の循環プラットフォームの推進は、持続可能な社会への移行に貢献する重要な要素と位置づけられています。同社は最新の技術を取り入れ、持続的に発展していくビジョンを持ち続けています。
【会社情報】
- - 社名:アップソイルカンパニー株式会社
- - 設立:2023年5月10日
- - 種類:土のリサイクル再生材・循環培養土の製造販売、Web制作
- - 本社所在地:大分県大分市城崎町2丁目4-番19号セゾン城崎502号
- - 公式サイト:upsoil.jp
受賞歴
- 大分県女性起業家創出促進事業ビジネスプラン発表会OITA STARTUP WOMAN AWARDファイナリスト「オーディエンス賞」受賞
- 大分県ビジネスプラングランプリ「ベストチャレンジ賞」受賞
- だいぎんニュービジネスプランターアイデア枠「特別賞」受賞