脱炭素化社会を目指す新たな挑戦
ユニ・チャーム株式会社、デロイトトーマツ、NTTドコモビジネスが協力し、経済産業省が推進する「GXリーグ」の一環として、最終成果物を公表しました。この取り組みは、「中間排出事業者を通じたグリーン市場創造検討ワーキング・グループ」として、脱炭素社会の実現を目指す重要なステップとなります。
GXリーグの目的と背景
GXリーグは、2050年にカーボンニュートラルを達成することを視野に入れ、持続可能なビジネスモデルや新たな市場創出を加速させるためのプラットフォームとして設立されました。参加企業は、環境に配慮した技術革新を促進し、他の関係者と協力することにより、持続可能な社会の実現に貢献しようとしています。
ワーキング・グループの設立とその意義
このワーキング・グループは、特に脱炭素社会におけるスコープ3を含む全体の温暖化ガス排出量の可視化と削減に焦点を当てており、製品やサービスに対する環境価値の正当な評価を求めています。市場での選ばれ方や環境価値の表示手法、消費者の意識形成など、複数の課題がありますが、これらを解決するためのプラットフォームとして機能しています。
本WGの目的は、様々な企業が協力し合い、持続可能な市場の土台を築くことにあります。特に製品価値と環境価値の両立や、コストの低減を同時に行う必要性を認識し、そのための手法を模索しています。
成果物の概要
今回の成果物には、以下のポイントが含まれています。
1.
グリーン製品及びグリーン市場の定義
グリーン製品は、企業の努力によってカーボンフットプリントを低減したものであり、その社会的評価によって持続的な供給が可能とされています。また、グリーン市場は環境価値が広く評価される状態を目指しています。
2.
市場構造の課題
消費者行動や供給構造における課題を明確にし、特に消費者が環境価値にプレミアムを支払う意欲が限定的であることが示されました。供給側では、環境価値の創出には限界があることも明らかにされており、サプライチェーン内でのデータ管理が困難である現実も浮き彫りになりました。
3.
グリーン市場を促進するための提言
各企業の努力のみでは市場創造は困難であり、政府や業界団体との協力が不可欠であると結論づけています。また、バリューチェーン全体での役割分担やコスト負担の再設計が求められています。
本WGは、これからも市場の重要なステークホルダーを巻き込み、具体的な社会実装に向けた取り組みを進めていく予定です。この活動の成果が、持続可能な経済活動と脱炭素社会の実現にどのように寄与するのか、今後の展開に注目です。
関連情報
GXリーグ公式ウェブサイト:
https://gx-league.go.jp/