豊岡の図書館受賞
2022-10-07 16:00:01

兵庫県豊岡市の図書館が「グッドデザイン賞」を受賞、その魅力とは

兵庫県豊岡市の「だいかい文庫」が受賞した「グッドデザイン賞」



兵庫県豊岡市に位置する「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」が、2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、図書館としての機能だけでなく、地域住民が心地よく集う場所としての役割も評価された結果です。

グッドデザイン賞とは?


グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で最も権威のあるデザイン評価の制度です。1957年の創設以来、国内外で多くの企業やデザイナーが参加しており、受賞した製品やサービスには「Gマーク」というシンボルが与えられます。このマークは良いデザインの証として広く認知されています。

だいかい文庫の特徴


「だいかい文庫」は、既存の医療や福祉に特化した相談所とは異なり、本が好きな人々が集まり、自由に交流できる図書館です。ここは単なる書籍の貸出しだけでなく、利用者が自らお店番をしながらコミュニティ作りも行います。

利用者は、読むことに対する愛情に基づいて、障害や年齢に関係なく、自分に合った使い方ができるのが特長です。医療福祉の専門職も常駐しており、相談業務や地域のコミュニティ作りにも寄与しています。まさに読書を通じたケアの新しい拠点となっています。

「私の選んだ一品」展について


受賞を記念して開催された「私の選んだ一品」展では、グッドデザイン賞の審査員が選んだ個性的なデザイン約90点が展示されています。この中には「だいかい文庫」も含まれ、訪れる人々にその魅力を伝えています。

イベント期間は2022年10月7日から11月6日までの毎日、午前11時から午後8時まで無休で行われ、入場は無料です。会場は東京都千代田区にあるGOOD DESIGN Marunouchiです。

地域活動の重要性


「だいかい文庫」は、単なる図書館にとどまらず、地域の人々とのつながりを重要視している点が魅力です。地元の医師が中心となって運営しており、地域住民とともにアートやデザインを活用したコミュニティ活動も行っています。このような取り組みは、多くの分断された社会関係を再構築する役割も果たしています。

地域住民のウェルビーイング(幸福感)の実現を目指し、医療や福祉、地域活動を連携させた活動が、今後も続けられることが期待されます。

まとめ


「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」の受賞は、ただ一つの図書館の成功に留まらず、地域全体の可能性を引き出し、他の都市や地域にも良い影響を及ぼすモデルとなることでしょう。多様な人々が集まり、互いに支え合うコミュニティを築くことが、今後の社会においてますます重要になると考えます。

会社情報

会社名
一般社団法人ケアと暮らしの編集社
住所
兵庫県豊岡市中央町6番1号
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。