未来っ子カーニバルが開催!子供たちの笑顔がいっぱいの一日
2025年12月14日、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで第39回「未来っ子カーニバル」が行われ、今回は1888名の子供たちと一緒に、特別なクリスマスを祝いました。このイベントは、さまざまな理由で家族と離れて暮らす子供たちに素晴らしい思い出を提供することを目的に、大阪府遊技業組合連合会によって1987年から続けられています。2004年には大阪府の後援を受け、今年で39回目を迎えました。
朝早くから降っていた雨も9時過ぎには止み、子供たちを迎える準備が整いました。事前にチャーターされた41台のバスが、府内や兵庫県から各児童養護施設の子供たちを運搬し、彼らはサンタの音楽隊の演奏をバックに次々に到着しました。会場には、「今日1日、思いっきり楽しんでくださいね!」と励ましの言葉をかけるサンタクロース姿の平川実行委員長をはじめ、メインパーソナリティのやのぱんさんとMCの松田青華さんがステージに登場し、式典は盛り上がりを見せました。
スケートリンクでの特別な体験
恒例のオープニングパフォーマンスは「京都宇治シンクロナイズドスケーティングチーム」によるもので、これがカーニバルの華やかなスタートを飾りました。リフトオフした後、1888名の参加者は、本格的なスケートリンクへ一斉に飛び出し、初めは不安そうに滑っていた子供たちも徐々に慣れていき、スイスイと楽しむ姿が見られました。会場内では、おいしい食事が9,000食用意され、唐揚げや焼きそば、ソフトクリームなどが子供たちの笑顔と共に消えていきました。
アスレチックと楽しいアトラクション
サブアリーナでは、大型ふわふわ遊具やトランポリン、ロボスクーターなどが設置され、子供たちは元気いっぱいに遊び回りました。また、門真警察署との協力によって本物の白バイと青バイが登場し、乗車体験を通じて警察の仕事を学ぶ貴重な機会も提供されました。特に「氷上そり競争」では、子供たちからの大歓声が上がり、参加者同士の熱い戦いが繰り広げられました。
そのほか、ヘアメイクやネイルアートコーナーでは専門学校生による施術が行われ、いつもとは違う姿に喜んでいる子供たちの表情が印象的でした。お手製のサコッシュやオリジナルクリスマスツリーも人気があり、600個もの作品が子供たちに運ばれました。
巨大似顔絵イベントの盛況
会場の一角では、幅10メートル、高さ2メートルの巨大模造紙に似顔絵師4名が即興で子供たちの笑顔を描いていく「巨大似顔絵イベント」が開催されました。初めは真っ白だった模造紙も、たくさんの笑顔で埋まっていき、最後には200名以上の子供たちの似顔絵が描かれました。このアート作品は退場口に飾られ、子供たちは自分の似顔絵と一緒に楽しい想い出を持ち帰りました。
感謝状の贈呈
最後には、大阪府知事から金森青年部会長に感謝状が贈呈され、長年にわたっての貢献が認められることとなりました。この日のイベントを支えるために、321名のボランティアスタッフが集まり、子供たちに最高の思い出を提供しようと尽力しました。
こうして、今年の「未来っ子カーニバル」は無事に開催され、何よりも子供たちにとって特別な一日となりました。参加したすべての子供たちが笑顔で帰路につく姿が、今回の活動の成果を物語っています。