食育事例発表会の開催
令和7年9月2日、北海道オホーツク総合振興局において、地域での食育の取り組みを紹介する「食育事例発表会 in オホーツク」が開催されました。このイベントには、市町村や民間企業の活動を推進するため、オンラインを含む63名が参加しました。参加者は、さまざまな情報や実績を共有し、食育の重要性を再認識する良い機会となりました。
発表者たちの視点
合同会社びほろ笑顔プロジェクトの大友真佐美さんや、滝上町農林建設課の大枝隼人さんが、その実績を発表しました。参加者からは「素晴らしい内容で、もう一度聞きたい」といった感想が寄せられ、食生活の見直しにつながったという意見もありました。このような事例発表を通じて、地域での食育活動がさらに盛り上がることが期待されます。
学校給食の新たな取り組み
続いて、令和7年9月23日には「食育×学校給食事例発表会」がサッポロさとらんどで行われました。この日は「令和6年度北海道学校給食コンクール」で最優秀賞を受賞した新十津川町立新十津川小学校の教育実践が紹介されました。このイベントには親子約100名が参加し、地元の食材を使った学校給食の試食も体験しました。
栄養教諭の竹部智美さんと調理員の伊藤美智子さんが、自校の取り組みについて熱心に説明。参加者からは「食べ物を大切にする意識が芽生えた」「子どもたちが食に興味を持つきっかけとなった」といった反応が相次ぎました。地元材の利用は、地域の農業にも貢献しており、参加者たちにとっても大変意義深いものでありました。
食品ロス削減月間への取り組み
毎年10月は「食品ロス削減推進月間」として、全国で食品ロス削減に向けた様々な活動が行われています。しかし、道内では今年3月に「北海道食品ロス削減推進条例」が制定され、具体的な活動が始まります。特に10月24日から30日までを「食品ロス削減週間」と定め、さらなる意識の向上を目指します。
主な取り組み
1.
ほっかいどう秋の大収穫祭: 10月3日から5日まで赤れんが庁舎前庭でブース出展し、食品ロス削減を啓発します。
2.
食品ロス削減パネル展: 道庁本庁舎及び各振興局で10月6日から7日まで開催。参加者に情報を広めます。
3.
食品ロス削減シンポジウム: 10月26日にサッポロさとらんどで行われ、南極料理人の西村淳氏が講演を行う予定です。参加は無料で、料理教室も用意されておりますが、事前予約が必要です。
4.
情報発信の強化: 農政部食品政策課のポータルサイトやメールマガジン、SNS等を通じて食品ロス削減の取り組みや活動内容を積極的に発信していきます。
まとめ
このように、北海道では食育活動や食品ロス削減に向けたさまざまな取り組みが進んでいます。食育を通じて、未来を担う子どもたちに食に対する深い理解と感謝の念を育むことが大切です。地域の活動が活発になり、持続可能な社会へとつながっていくことを期待しています。