国産RDB「劔」GA版発表
2024-09-02 15:48:37

ノーチラス・テクノロジーズが国産RDB「劔”Tsurugi”」のGA版を発表し、サポートサービスも開始

ノーチラス・テクノロジーズが新しいリレーショナルデータベースを発表



株式会社ノーチラス・テクノロジーズが、純国産のリレーショナルデータベース「劔”Tsurugi”」(以降、劔)のGA(General Availability)版を発表しました。これは、高速なデータ処理性能を誇り、AIチップや次世代コンピューティング技術に基づいて開発されたシステムです。さらに、企業向けのサポートサービスも新たに提供されることとなり、運用面での支援も強化されています。

劔の展開と特性



劔は、NEDOの委託事業において開発されたもので、最新のハードウェア環境に適応した設計がなされています。このシステムは、メニーコアや大容量メモリーの恩恵を受けることにより、高性能を発揮します。具体的には、2023年10月にOSS(オープンソースソフトウェア)として最初に公開され、これまでβ版として進化を続けてきました。そして、この度GA版としての正式なサポートが開始されました。

サポートサービスの詳細



ノーチラスは、劔に関するサポートサービスを、スタンダード・サポートとエンタープライズ・サポートの2つに分けて提供します。スタンダード・サポートは、32コアまで対応しており、基本的な問い合わせに製品仕様に基づいた回答を行います。一方、エンタープライズ・サポートは制限がなく、より高度な支援が提供されます。例えば、システムの設計・実装にあたってのレビューやパッチ提供など、包括的なサポートが受けられます。

サポート料金は年間200万円からで、これにより企業は劔を安心して導入できる環境が整います。

今後の展開



今後、劔はさまざまな機能を拡張していく予定で、特にサポートSQLの拡充や可用性の強化などを進めています。これにより、データベースとしてのさらなる安定性や性能向上が期待されます。

日本電気株式会社からのエンドースメント



この発表に際し、日本電気株式会社からも高く評価されています。同社は、NEDOの委託事業においてノーチラスと協力し、次世代のデータベース技術に関する共同研究を行ってきました。日本電気のシニアプロフェッショナルである佐々木洋平氏は、劔が持つ高性能なデータ処理能力が実社会の問題解決に寄与することを期待しています。

情報発信とイベント予定



劔に関する情報発信は、セミナーや展示会を通じて行われます。2024年にはプライベートセミナーや日経Xtech展示会での講演も予定されており、劔に関心のある方々に向けた情報提供が進められる見込みです。

他にも、より詳しい情報は劔のコミュニティサイトやコーポレートサイトで随時更新されていくため、参加することで最新情報を得ることができます。

問い合わせ先


ノーチラス・テクノロジーズでは、劔に関心を持つ企業向けに営業及びマーケティング部門への問い合わせも受け付けています。興味のある方はぜひ公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
住所
東京都港区元赤坂1-5-12住友不動産元赤坂ビル7階
電話番号
03-6712-0636

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