大阪市平野区:使用済み筆記具リサイクルでSDGs推進!区役所で回収ボックス設置
大阪市平野区が使用済み筆記具のリサイクルでSDGs推進!
大阪市平野区は、環境問題への意識向上と持続可能な社会の実現に向けて、使用済みプラスチック製筆記具類の回収を積極的に行っています。区役所1階玄関ホールに設置された「使用済みペンリサイクルBOX」を通じて、区民から使用済みの筆記具を回収し、リサイクルプログラムへ参加しています。
この取り組みは、株式会社パイロットコーポレーションが推進する「使用済みペンリサイクルプログラム」の一環として行われています。同プログラムは、使用済み筆記具を回収し、分解・分別したのち、リサイクル材として新たな製品の一部に利用することで、廃棄物の削減と資源の有効活用を目指しています。
平野区では、このプログラムへの参加を通じて、区民一人ひとりが環境問題に関心を持ち、持続可能な社会の実現に向けて積極的に行動を起こすことを促しています。
リサイクル対象と注意事項
回収対象となるのは、使用済みのプラスチック製の筆記具、修正テープ、およびその包装物です。ブランドやメーカーは問いません。ただし、事業活動によって排出されたものは対象外となります。
ご家庭で使用されたもの、個人で購入されたものが対象となります。
リサイクルプログラムの概要
パイロットコーポレーションは、令和2年4月から社内で使用済みペンの回収とリサイクルを行うプログラムを開始しました。令和3年6月からは都内小売店での試験運用を経て、令和4年からは全国の文具店、学校、自治体などに展開を開始し、令和6年6月4日現在で全国545か所に回収ボックスが設置されています。
回収されたペンは、工場にて分解され、樹脂素材ごとに分別されます。その後、リサイクル材として新たな製品の一部に利用されます。
SDGsへの貢献
この取り組みは、以下のSDGs目標に貢献しています。
目標12:つくる責任 つかう責任:持続可能な消費生産形態を確保する
目標13:気候変動に具体的な対策を:気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標15:陸の豊かさも守ろう:陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう:持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
平野区は、今後も様々な取り組みを通じて、SDGsの達成に貢献していきます。