アダストリアがAMRロボット導入へ！物流自動化の新たな一歩

アダストリアが物流にAMRロボットを導入

株式会社アダストリアが、2024年9月から茨城県常総市の主要物流拠点「アダストリア常総DC」で、自律走行搬送ロボット（AMR）を用いた搬送作業の自動化を目的とした実証実験を開始します。この試みは、物流の効率化、作業負荷の軽減、さらには安全な労働環境の確保を目指しています。

自律走行ロボット「Flex 600-L」

今回導入されるAMRは、ForwardX社製の「Flex 600-L」と呼ばれるモデルで、最大600kgの重さを運ぶことができます。このロボットは、最新の画像認識技術を搭載しており、人や障害物を感知して安全に回避しながら動くことができます。AMRは、フォークリフトの代わりとなる存在で、倉庫の入庫から保管、またピックアップや仕分けまでの工程間を自動で行うことが可能です。

背景と目的

アダストリアは、事業の拡大に備えた物流ネットワークの最適化を進めています。2022年にはEC物流センターを全面リニューアルし、2023年にはグループ最大級のBtoB物流拠点である「アダストリア常総DC」を開設しました。この新しい物流拠点でのAMR導入により、スタッフにとって働きやすい環境を実現することも目指しています。この実証実験は、自動化技術の導入により、業務効率の改善や作業負荷の軽減、人手不足の解消に寄与することが期待されています。

株式会社アダストリアについて

「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、30以上のブランドを国内外に展開するアダストリアは、2023年に設立70周年を迎えました。同社は「Play fashion!」をミッションに、価値を生み出す共創の場を提供することを目指しています。

ロボットソリューションの提供

導入を担当するGaussy株式会社は「物流から新しいチャンスを」をモットーに、ロボットサービス「Roboware」を提供しています。このサービスを使うことで、誰でも簡単に倉庫運営を行うことが可能で、企業のニーズに応えた柔軟なロジスティクス支援を行っています。さらに、Robowareショールームでは、AMRの実機体験会も開催しており、導入を検討している企業にとって有意義な場となっています。

今後の展望

アダストリアのAMR導入は、革新的な物流システムへの第一歩です。この新しい取り組みは、業務効率や作業環境の改善だけでなく、社員が安心して働ける空間の実現にも寄与するでしょう。この実証実験が成功すれば、将来的にはさらなる自動化の可能性を秘めており、アダストリアの物流業務における次のステージへの進化につながることが期待されています。ロボット技術の進化とともに、日本の物流業界も新たな時代を迎えつつあります。