未来のロボット技術
2025-05-27 10:53:26

四足歩行ロボットが下水道内を無線で探索する未来技術

地下インフラ点検に革命をもたらす四足歩行ロボット



2025年4月28日、株式会社ポケット・クエリーズとサン・シールド株式会社は、愛知県瀬戸市で行われた雨水排水管渠工事現場にて、最先端の四足歩行ロボット「Go2-W」と自社開発の「iVoRi Box」を使用した無線通信実証実験を成功させました。この取り組みは、老朽化したインフラの維持管理における人的負担の軽減を目指しています。

目指すは省人化と安全性の向上


この実験では、内径1,100mmの下水道管を対象に、ロボットが約140mにわたって走行。地面から遠隔操縦され、リアルタイムで映像を取得しました。特に、作業員が立ち入ることが難しい環境であっても、iVoRi Boxを通じた操作とロボットの高い走破性の組み合わせにより、安全にインフラの状況を把握できる点が注目されます。

安定した無線通信の確保


実証実験では、Wi-Fiアクセスポイントを1台のみ設置し、地下の立坑深7mという条件下でも安定した無線操縦が可能であることを確認しました。これにより、限られた通信環境の中でも、高品質なデータを確保し、メンテナンス作業の効率アップを実現しました。

高性能な走行性能


四足歩行ロボットの検証では、不整地や曲がりくねった管路でも、ロボットは自然にバランスを取りながら走行できることが確認されました。これにより、左右調整の操作はほぼ不要となり、自立性と安定性が高まる結果となりました。

iVoRi Boxの魅力


当社のiVoRi Boxは、ロボットの制御システムとして、効率的な現場作業とDXを推進します。4K・PTZカメラやLiDARを搭載し、自動で位置を推定しながらリアルタイムで映像を取得することができます。これにより、遠隔での状況確認がこれまで以上に簡単になりました。

今後の展望


今後はさらに通信環境の改善や防水・耐熱性能の強化、AIによる異常検知など、さまざまな新技術を取り入れ、実用化に向けた検証を続けていく予定です。ポケット・クエリーズは、業界の人材不足や技能継承に応えるために、DXツールの開発に尽力しています。

ポケット・クエリーズの取り組み


ポケット・クエリーズは、現場の技能継承や省力化、多能工化をテーマに、様々な分野でDXツールを開発しています。また、生成AI技術を活用した新しいアプローチを取り入れ、業界が直面する課題に立ち向かっています。皆さんも、これからのロボット技術に期待してみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社ポケット・クエリーズ
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー35F
電話番号
03-5333-1533

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。