エトワール海渡、ETONETの全面改装で新たな仕入れ体験を提供

株式会社エトワール海渡、ETONETの大幅リニューアル

卸売りおよび仕入れを専門とするECサイト「ETONET」が、エトワール海渡によって大きな変革を遂げました。2006年に始まったエトワール海渡の仕入れ専用ECサイトは、その後2012年に「ETONET」としてスタートし、衣料品、食品、雑貨など、幅広いカテゴリーにわたる商品を小売店に提供してきました。近年の生活様式の変化に応じて、さまざまな新機能を盛り込んだリニューアルが実施されたことが注目されています。

リニューアルの背景

新型コロナウイルスの影響により、消費者の行動や商取引の習慣は急速に変化しています。このような状況に対応するため、エトワール海渡は2020年10月に仕入れスキャンアプリを導入し、2021年には馬喰町の店舗をショールームとして新たに整備しました。その結果、実店舗での購買において、商品バーコードをスキャンしながらスマートフォンやタブレットで迅速に決済が可能となり、ECサイトの注文も約80％のシェアを獲得しました。

そこで、さらなる改善を求める声に応えるべく、ETONETの全面的なリニューアルに踏み切ったのです。

リニューアルのポイント

1. 操作性と表示速度の向上

新しいUI（ユーザーインターフェイス）とUX（ユーザーエクスペリエンス）に基づき、ホーム画面や仕入れフローのデザインを見直し、直感的な操作が可能になりました。また、ページの表示速度も向上し、鮮明な拡大画像が表示できるようになったことで、商品の素材や風合いをよりリアルに感じることができるようになりました。

2. 高度な検索機能とレコメンド機能の実装

新たに導入された高性能な検索エンジンにより、小売業者のニーズにきめ細かく対応する商品提案が可能になりました。購買データに基づくレコメンド機能も搭載されています。今後、AIを利用した学習機能が追加されることで、より精度の高い提案が期待されています。

3. 情報コンテンツの充実

オンラインでのコミュニケーションを重視し、作り手の想いや商品に関する詳細情報を提供するためのブログ機能が実装されました。ブログにはサプライヤーのストーリーがカテゴリー別にまとめられ、仕入れに役立つヒントが満載です。これにより、情報収集から仕入れまでの導線がスムーズになりました。

ETONETの新たな役割

リニューアルされたETONETは、リアルとデジタルを組み合わせた新たな仕入れ体験を提供します。ショールームでの商品体験はもちろん、デジタル上での情報提供も強化され、仕入れ先の情報や熱意をリアルタイムで発信します。エトワール海渡は、120年以上にわたり「身の回りの日々の気分を高める商品」の提供に挑戦し続けており、今後もその理念を基に成長していくことを目指しています。