高校生とメディア
2025-06-27 18:52:04

高校生のメディア信頼度を調査!テレビ、新聞、SNSの意外な結果

メディア・リテラシーの日に考える高校生のメディア信頼度


6月27日は“メディア・リテラシーの日”。この日は、メディアの情報を正しく理解し、扱う能力が重要であることを再認識する日として制定されています。1994年に長野県松本市で発生した殺人事件によって無実の男性が報道で犯人扱いされた事件が、報道機関のコンプライアンス見直しのきっかけとなりました。

最近、全国の高校生を対象に「メディアに対する信頼度」を調査した結果、興味深いデータが明らかになりました。調査は、YOUTH TIME JAPANプロジェクトが実施したもので、新聞、テレビ、SNSなど7つの媒体に対して高校生がどれだけ信頼しているのかを分析しました。

新聞の信頼度は低迷中


調査の結果、新聞は最も信頼されていないメディアとなりました。男子学生の中では“少し信頼している”という回答が見られますが、女子学生は“信頼している”との回答が多く、全体では約60%の男子と約70%の女子が新聞を見ていないという結果が出ました。つまり、新聞に対する関心が薄れていることが浮き彫りになりました。

テレビは人気の情報源


一方、テレビは高校生から高い信頼を得ており、男子は75%、女子は84%が「信頼している」と回答。最も信頼度が高く、「見ていない」との回答は最も少ないという結果が出ています。高校生にとってテレビは身近で信頼できる情報源なのでしょう。

ニュースサイトとアプリは信頼度が分かれる


ニュースサイトについては、男女共に“少し信頼している”が多く見られましたが、次いで“あまり信頼していない”との結果も。見ていないとの回答が約3割を占めています。ニュースアプリも同様に、女子は約5割が“少し信頼している”としながらも、約半数が見ていないと答えました。

SNSの影響も見逃せない


X(旧Twitter)のトレンドで取り上げられているニュースについては、男女共に信頼度がほぼ均等で、約52%の男子と51%の女子が「信頼している」とのことでした。ただし、約4割が「見ていない」と答えた点が気になります。

有名人がSNSでシェアするニュースも男女で“少し信頼している”という回答が多かったですが、意外にも“見ていない”との回答が多く見られました。また、SNSでフォローしている人がシェアするニュースも、同様に約4割が“少し信頼している”と回答したものの、3割が「見ていない」と答えています。

総括


全体の傾向として、高校生にとって最も多くの人に視聴されているメディアはテレビであり、その信頼度も高い結果となりました。逆に新聞は信頼度が高いものの、そもそも見ている人が少なく、メディアとしての影響力が低下している様子が伺えます。この結果は、メディアの在り方、特に若年層にどうアプローチしていくかに大きな示唆を与えています。現代を生きる高校生にとって、信頼できる情報をどう受け取り、選択していくのか、一層の意識が求められます。

調査概要


  • - 調査方法:Googleフォーム及びFAXによる回答
  • - 調査期間:2025年5月9日〜5月23日
  • - 対象者:YTJP参加校の高校生
  • - 回答者男女内訳:男子1,326名、女子1,690名、計3,016名

この調査結果がメディアの今後にどのように応用されるのか、注目していきたいところです。


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