京都で体験する金継ぎの魅力
特別な16日間のイベント
株式会社つぐつぐが主催する「金継ぎ体験イベント」が、京都市中京区の登録有形文化財である町家「京都 肉のひろ重 八百屋」で開催されます。このイベントは2025年11月1日から11月16日までの16日間限定で、金継ぎの魅力を「体験」「修理」「購入]の3つの方法で楽しむことが可能です。
東京・恵比寿と浅草で金継ぎ専門店を運営しているつぐつぐが京都でこのイベントを行うのは初めてで、国内外の参加者にとって貴重な機会となります。
金継ぎの歴史と理念
金継ぎは、室町時代から受け継がれてきた伝統的な技法で、割れた器を漆と金で修復します。壊れた痕跡を隠すのではなく、美として生かすこの思想は現代のサステナブルな価値観とも相まって、多くの人の注目を集めています。
つぐつぐはこの美しい文化を「誰もが触れられる伝統」として広めており、東京では海外からの参加者が9割を占める人気イベントとなっています。
町家の魅力と金継ぎの精神
会場となる「京都 肉のひろ重 八百屋」は、100年以上にわたり大切に守られてきた町家を改修したレストランであり、伝統的な建築美と現代の食文化が融合しています。この場所で金継ぎを体験することで、壊れた器が再生する過程を体感し、町家が持つ歴史を感じることができます。
金継ぎ体験の内容
参加者は専用のワークショップで約90分間、金継ぎの重要な2つの工程「器の接着」と「金蒔き」を体験します。使用するのは伊万里焼の器と本物の漆で、乾燥工程を省略できる特製箱に入れて持ち帰ることができます。この特別な体験によって、参加者は本物の金継ぎを身近に感じ、手をかける大切さを実感することができるでしょう。
さらに、割れた器を持参することで、その場で修理の見積もりを受けることも可能です。職人の作業を目の当たりにしながら、金継ぎ技術の美しさや奥深さに触れる貴重な機会です。
また、誰でも挑戦できる初心者向けの金継ぎキット「つぐキット」も販売され、自宅で金継ぎを楽しむことができます。
学ぶ・体感する・楽しむ
このイベントでは金継ぎの魅力を知り、自分の器を大切にする心を育む機会が提供されます。金継ぎ師による実演や英語対応のワークショップなど、多彩なプログラムが用意されており、あらゆる人々が金継ぎの奥深さを体感できる特別な16日間となることでしょう。
開催概要
- - 会期: 2025年11月1日(土)〜11月16日(日)
- - 時間: 11:00〜19:30
- - 会場: 京都 肉のひろ重 八百屋
- - 入場料: 無料
- - ワークショップ定員: 各回6名(予約制・空きがあれば当日参加可能)
- - 予約詳細: 公式サイト
この金継ぎイベントは、京都を訪れる全ての方にとって、文化を深く理解し、体験できる貴重な機会となります。さあ、京都の町家で新しい形の伝統に触れてみませんか?