日本初開催の東京2025デフリンピックに向けたソニーの取り組み
2025年、国内初の東京2025デフリンピック競技大会が開催されますが、同大会に貢献する特別なプログラム『みるTech』としてソニーが参画し、アクセシビリティをテーマとした体験ブースを設けることが決定しました。この取り組みは、耳がきこえない、またはきこえにくいアスリートのための国際スポーツイベントで、全ての人々が楽しめる共生社会の実現を目指すものです。
デフリンピックの意義
デフリンピックは1924年にスタートし、聴覚に障がいのあるアスリートたちにとっての重要なスポーツの祭典です。この競技大会は、彼らの才能や努力を称える場として国際的にも認知されています。東京2025では、『みるTech』がデフリンピックの一環として行われ、デジタル技術を駆使した多様な体験を通じて、参加者同士の交流や理解を深めることを目指しています。
ソニーの取り組み
ソニーグループは、多様なニーズを抱える全ての人々がその製品やサービス、エンターテインメントを楽しめるようにアクセシビリティに特化した活動を展開しています。『みるTech』では、同社の技術を利用した体験が提供されることで、感動を分かちあう未来の実現に貢献しています。特に注目すべきは、PlayStation®5(PS5)を使用したゲーム体験と聴覚に障がいをお持ちの方でも楽しめるインクルーシブな打楽器です。
PS5のアクセシビリティ機能
『みるTech』のソニーのブースでは、PS5の多彩なアクセシビリティ機能が紹介されます。ブースでは『アストロボット』を通じて、来場者自身の好みに応じてカスタマイズできる画面表示やサウンド設定を体験できる機会が提供されます。加えて、音質が高い「PULSE Elite™ワイヤレスヘッドセット」、操作性を向上させる「Access™コントローラー」、そしてヴァーチャルなゲーム体験をサポートする高画質ゲーミングモニター「INZONE M9 II」も使用されます。
インクルーシブ打楽器の展示
さらに、聴覚に障がいのある方々も楽しめるインクルーシブ打楽器である「ハグドラム」と「ハンドルドラム」の展示が予定されています。これらの楽器は光や振動を駆使し、音楽体験を提供することが狙いです。ソニーが取り組むインクルーシブデザインの手法を通じて、製品を共にデザインすることで、この新しい楽器が生まれました。
みるTechの詳細
『みるTech』は2025年11月15日から26日までの日程で開催されます。時間は毎日9時から20時まで、会場は国立オリンピック記念青少年総合センター(デフリンピックスクエア)カルチャー棟です。このイベントは東京都の主催で、情報は公式サイトなどで随時更新されます。
結論
ソニーの『みるTech』におけるアクセシビリティ体験は、未来のテクノロジーと共生社会の実現に向けた重要な一歩です。ぜひこの機会に体験し、共に新たな可能性を探求しましょう。