髪の毛と農業
2025-07-23 12:37:38

髪の毛を農業に活かす新しい試みが山梨で始動

髪の毛を農業に変える挑戦



山梨県身延町で、魅力的な循環型農業プロジェクトが発足しました。これは、美容室で廃棄される髪の毛を利用して、地域の特産品である「あけぼの大豆」の栽培に役立てるものです。この取り組みは、「うりぼうの里」の依田さん、横浜の美容室「hairmake arch」のオーナーである山田さん、そして環境保全活動を行う「Matter of Trust Japan」の共同プロジェクトとして始動しました。

髪の毛には多くの「ケラチン」というたんぱく質が含まれており、これは自然の土壌に分解され、微生物の働きを助けながら水分保持や通気性の向上に寄与するとされています。このプロジェクトにおいて髪の毛を畑で活用することで、持続可能な農業モデルを創造することを目指します。

海外の成功事例



この試みは日本だけに留まらず、世界各地でも進展しています。例えば、「Matter of Trust Chile」による「Agropelo」プロジェクトでは、人間やペットの髪を使って水分保持用のマットを作り、作物の根元に設置することで灌漑水の使用量を最大48%削減。水の蒸発も71%抑制できたとの報告があります。これにより、作物の収量も30%以上向上することが確認されています。このような成功事例は、美容室から発生する廃棄物を新たな資源と変えるタイムリーな証拠となっています。

日本での取り組み



髪の毛の廃棄物は、日本国内で毎年数百トンにも及びますが、多くの場合は焼却処分されてしまいます。しかし、このプロジェクトのように髪の毛を農業へと活用することで、新たな資源の価値を見出すことができるのです。髪の毛が再生可能な資源として役立つことで、自然環境を守りながら地域農業を支援するという新しい方向性が見えてきました。

プロジェクトは約5ヶ月間、髪の毛の使用がどのように農作物の生育に影響を与えるのかを検証し、今後は全国的にこの試みを広げていく予定です。

興味を持つ方へ



「髪の毛が育む未来」に興味を持つメディアや団体の皆様、取材や共創についてのお問い合わせは、以下の連絡先までお気軽にご相談ください。私たちの団体は、余剰資源とニーズをつなぎ、地球と調和した活動を広げていくことを目指しています。

お問い合わせ先


  • - 一般社団法人マター・オブ・トラスト・ジャパン
公式サイト: matteroftrust.jp
住所: 〒158-0095 東京都世田谷区瀬田2丁目12番15号
代表理事: 濵七彩子
連絡先: [email protected]

この新たな取り組みが、地域の豊かな自然環境を活かした持続可能な農業の見本となることを期待しています。


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