青森和紙プロジェクト
2025-05-12 11:47:02

青森の未利用資源を活用した新たな和紙プロジェクトの始動

青森の新たな和紙プロジェクトの幕開け



青森県弘前市に拠点を置く合同会社美枝紙が、地域の未利用資源であるりんごの剪定枝を使って和紙を作成する新たなプロジェクトを始めました。このプロジェクトは、地域の伝統文化である「ねぷた」や「ねぶた」に用いられる和紙を生み出すことを目的としており、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援を募っています。目標金額は110万円。募集期間は2025年5月12日から6月11日までとなっています。

サステナブルな祭りを目指す



青森といえば、その代名詞ともいえるりんごとねぷた祭り。一見すると無関係に感じられるこれら2つの要素が結びつくことで生まれるのは、地域の特性を活かした和紙の新しい形です。未利用資源を活用することで、アップサイクルを実践し、持続可能な社会を実現することが狙いです。

このプロジェクトでは、作製された和紙を実際の祭りで使用することはもちろん、祭りの後にも表彰状や燈籠、ポチ袋などとして再利用することを目指しています。青森の地域資源を最大限に活かすことで、いままでにない祭りの形を提案する試みが展開されています。

クラウドファンディングで資金調達



クラウドファンディングを通じて集められた資金は、主に二つの目的に使われます。一つは、ねぶた用の和紙の試作品を作ること。和紙の強度を測る試験を行う予定で、実際に運行団体などにも無償で提供することで使用感を検証します。もう一つは、量産体制を整えること。現在は手漉きの試作品の制作が進んでおり、色味や滲み具合の良さ、さらには灯りをともすと独特の淡い光を放つことなど、関係者から好評を得ています。

地元絵師たちの声



津軽藩ねぷた村の伝統工芸士である溝江由樹氏は「りんご剪定枝を使った障子紙は非常に描きやすく、他のねぷた絵師にもぜひ使ってもらいたい」とコメント。青森の資源を有効活用することで地域の活性化にも寄与することが期待されています。

別の伝統工芸士檜山和大氏も「青森の和紙が伝統工芸とともに歩み続けることを願っている」と述べるなど、地元の伝統を次世代に繋げるための取り組みが広がっています。

美枝紙の未来



合同会社美枝紙は、青森の特産であるりんごや桜の未利用資源を利用したアップサイクル事業を展開しているスタートアップです。設立からの日々の努力が実を結び、この新たな和紙プロジェクトが成功することを願ってやみません。活動の一環として、今後は様々なプロダクト展開が期待されています。

このプロジェクトが青森の「ねぷた」や「ねぶた」を新たな形で盛り上げることを期待しつつ、地域の文化を尊重し、環境にも配慮した持続可能な社会の実現を目指す試みに注目です。


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会社情報

会社名
合同会社美枝紙
住所
青森県弘前市大字泉野2丁目4番地3ポワッソン201号
電話番号

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