アミノ酸分析カラム『Vaast®』
2026-06-30 12:11:26

ダイセルが革新をもたらすアミノ酸分析カラム『Vaast®』を発表

革新技術を搭載した『Vaast®』



株式会社ダイセルが新たに開発したアミノ酸一斉キラル分析カラム『Vaast®』が、2026年7月1日より販売を開始します。この製品は、21種類の天然アミノ酸の鏡像異性体、すなわちD体とL体を、わずか5分という短時間で同時に分析できるという革新性を誇ります。

アミノ酸の鏡像異性体とは?



アミノ酸は、生体内で重要な役割を果たす基本的な構成単位であり、その中には鏡像異性体と呼ばれる2種類のバリエーションが存在します。これらの異性体は、D体(D-アミノ酸)とL体(L-アミノ酸)で、同じ化学式ながらも、分子構造が鏡に映ったような関係にあり、それぞれ異なる性質や生理学的な働きを持ちます。この特性は創薬の研究や品質管理、そして健康診断などの分野で非常に重要です。

従来技術の課題



従来のアミノ酸分析は、複数の分析カラムや複雑なメソッドを必要とし、分析にかかる時間や手間が大きな課題でした。多くの場合、分析は50分以上もかかり、結果の再現性やスループットにも問題がありました。そのため、急速に進化する研究ニーズには応えきれない状況が続いていました。

『Vaast®』の特徴



新しい『Vaast®』は、ダイセル独自の技術を応用して、この課題を解決します。従来の手法に比べて約10分の1の時間である5分以内に、20種類のタンパク質構成アミノ酸とホモセリンを含む21種類のアミノ酸を一斉に分析することが可能です。この高効率な分析を実現するために、AQC(6-アミノキノリル-N-ヒドロキシスクシンイミジルカルバメート)による誘導体化を組み合わせており、これによって高感度かつ精密な定量分析が可能となります。

健康とQOLへの貢献



ダイセルは、アミノ酸分析における向上したスループットと再現性を通じて、研究者や医療機関に新たな可能性を提供します。この製品は、アミノ酸の特性を詳細に把握することで、創薬の研究開発や健康診断の精度向上などに寄与することを目指しています。これにより、人々の健康やQOL(生活の質)の向上に貢献することを志しています。

製品概要



  • - 製品名: Vaast® カラム
  • - 製品カテゴリ: アミノ酸一斉キラル分析カラム
  • - カラムサイズ: 内径 2.1 mm × 長さ 100 mm
  • - 粒子径: 1.7 μm(UHPLC推奨)
  • - 使用温度範囲: 10 ~ 50 ℃
  • - 推奨圧力上限: 600 bar(60 MPa/8700 psi)

まとめ



『Vaast®』は、アミノ酸の鏡像異性体を迅速かつ高精度に分析する画期的な製品です。ダイセルは、今後もこの技術を活かして、さらなる健康促進とQOLの向上に努めていく所存です。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社ダイセル
住所
大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪タワーB
電話番号
06-7639-7171

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。