グリーグループの新ツール「DEDEN」が日本文芸社に導入
2023年10月、グリーグループのDADAN社が開発したクラウドツール「DEDEN」が日本文芸社に導入されることが決定しました。このツールは電子書籍業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するために設計されており、今後のマンガ事業の拡大に寄与することが期待されています。
DADANの企業背景
DADANは2022年に設立され、マンガプラットフォームやその他の関連事業を展開。電子書籍の管理に関する課題が多く寄せられていたため、それに応える形で「DEDEN」の開発に着手しました。このツールは書誌情報やファイルの管理、EPUBの制作機能などを統合し、煩雑な業務を効率化します。
「DEDEN」の特長
「DEDEN」は、電子書籍の業務に必要な機能を網羅したクラウドベースのツールです。十分な機能を備えており、各種データの一元管理が可能。さらに、自動化された制作機能により、短時間でEPUBや話分割ファイルを生成でき、これにより人件費や制作コストの大幅な削減が期待されています。
また、納品に関する手間を最小化する仕組みも構築されており、自動納品に対応することで、業務の効率を大幅に向上させます。各納品先に合わせた書誌情報の自動変換機能も搭載されています。
日本文芸社の導入理由
日本文芸社は、電子書籍市場の拡大とともに、ビジネス環境が複雑化していることに悩まされていました。「DEDEN」の導入によって、同社は自社作品の配信やDTP、直接納品といった多様なニーズに効率的に対応できるようになります。代表取締役社長の竹村響氏は、「DEDENの導入により、当社のコストやリソースが大幅に節約され、ビジネスのスピードが向上する」とコメントしています。
セキュリティ対策と運用の効率化
クラウドプラットフォームの特徴として、作業環境がセキュアであることが挙げられます。ファイルの暗号化が施されるため、デジタルリスクの軽減が期待できます。また、自社メディアのCMSとしても機能することから、連載や試読メディアの運営をもシームレスに行えるようになります。
定期的なアップデート
DEDENは定期的に新機能の追加や改善を行い、顧客の声を反映したサービスを提供していく方針です。現在、翻訳機能のリリースも予定されています。
DADANの今後の展望
DADANは、この新しいツール「DEDEN」を通じて、さまざまなマンガ作品がより多くの人々に届くよう、今後も機能の改善を進める考えです。日本文芸社とともに、業務効率化だけでなく、出版ビジネス全体に貢献することを目指していきます。
詳しいサービス内容や導入相談は、公式サイトの
DEDENをご覧ください。
DADAN株式会社について
グリーグループに属するDADANは、ウェブサービス運用の経験を活かし、電子書籍業務やマンガプラットフォーム事業を展開しています。