はじめに
近年、求職者が求人情報を調べる方法のひとつとして、企業名を検索することが一般的となっています。その際、表示される検索サジェストや関連ワードは、応募判断に影響を及ぼす要因となり得ます。今回、株式会社フリースクエアが実施した調査によって、応募をためらう原因となるネガティブワードが明らかになりました。
調査の概要
この調査は、全国の21〜39歳の男女600名を対象に行われ、「検索サジェスト・関連検索ワードが応募判断に与える影響」について分析しました。求職者が企業を検索した際に表示されるネガティブなワードは、企業イメージにどのように影響するのかを探るものでした。
ねらい
求職者の多くが、企業名をインターネットで検索し、企業の評判や口コミを確認してから応募を決定しています。この行動は、企業側にとっても重要なポイントです。なぜなら、ネガティブな情報が表示されることによって、求職者が応募をためらう可能性があるためです。それでは、実際の調査結果を見ていきましょう。
調査結果の分析
まず、求人情報を検索した際にネガティブワードが表示された場合、応募や面接をためらう可能性について尋ねたところ、驚くべきことに71.8%もの回答者が「影響がある」と答えました。この結果から、求職者の多くが検索結果が彼らの判断に及ぼす影響を実感していることがわかります。
特に、応募をためらう可能性が高いネガティブワードには、以下のものが挙げられました。
1. ブラック(49.5%)
2. パワハラ(49.5%)
3. 評判悪い(35.3%)
4. 激務(34.8%)
5. やばい(33.2%)
上位にランクインした「ブラック」や「パワハラ」は、職場環境や人間関係への不安を引き起こします。また、「評判悪い」や「やばい」といった言葉も、企業に対する否定的なイメージを助長します。これらの言葉が検索結果に現れるだけで、求職者の応募意欲を低下させる要因となっています。
応募判断への影響
さらに、調査結果からは、求職者がネガティブワードに気を取られることで追加調査を行った経験があるかどうかの質問にも注目しました。なんと52.8%が、気になるネガティブワードを検索してさらに調べたことがあると答えています。これは、求職者が情報を収集する過程でネガティブな情報が大きな足かせにはなりうることを示しており、企業側はその点を見逃すわけにはいきません。
ネガティブワードの存在が実際行動に影響
また、39.3%の回答者が、検索時に表示されたネガティブワードを理由に応募や面接を見送ったことがあると報告しています。この現実は、企業が自ら発信する情報だけでなく、検索結果に表示される外部情報も重要であることを示しています。
企業への影響
このように、求職者の意欲は検索結果によって影響を受けており、企業側が気づかないうちに「見えない採用機会の損失」が発生している可能性があります。企業は、自社の評判を守るために、検索サジェストや関連検索ワードの状況を定期的に確認する必要があります。それによって、採用活動の質を向上させ、より良い候補者を獲得できる機会を増やすことができるのです。
まとめ
今回の調査により、求職者が応募判断を下す際に検索結果が大きな影響を持っていることが確認されました。特にネガティブワードが与える影響は無視できず、この実態を企業は理解し、対策を講じるべきです。前向きな採用活動を進めるためには、検索結果の見え方から改善していくことが、今後の重要な課題となるでしょう。
調査の概要
- - 調査対象:全国21〜39歳の男女
- - 調査人数:600名
- - 調査時期:2026年6月
- - 調査方法:インターネットアンケート調査
- - 調査主体:株式会社フリースクエア