Workdayがダブリンへ投資
2025-11-27 13:05:59

WorkdayがダブリンにAIセンター設立、175億ユーロ投資へ

WorkdayがAIセンター・オブ・エクセレンスをダブリンに設立



米国の企業であるWorkdayが、ダブリンに新たなAIセンター・オブ・エクセレンス(CoE)を設立するため、1億7,500万ユーロの投資を行うことを発表しました。この投資は、3年間にわたり進められる予定で、約200名の専門職を新たに採用する計画です。この取り組みは、アイルランド政府産業開発庁の支援を受けており、WorkdayのEMEA(欧州・中東・アフリカ)本社の役割を強化することを目的としています。

ダブリンでの新たな取り組みは、2008年から始まったAIを活用した「Workday Learning」や「Workday Assistant」などの革新をさらに推進するものです。現在、ダブリンには約2,200名のチームが勤務しており、その約80%が製品の研究開発に従事しています。

4つの主要な注力分野


このAIセンター・オブ・エクセレンスは主に以下の4つの分野に焦点を当てます。

1. 製品開発


ダブリンでは、200名以上の新規採用を通じて、AIやサイバーセキュリティ、エンジニアリング、研究といった専門知識を「Workday Illuminate」に反映させる取り組みが始まります。

2. AIスキルの向上


WorkdayはTechnology Ireland Digital Skillnetとの連携により、現従業員向けにAIスキル向上プログラムを提供します。これまでに285名以上の従業員が機械学習やサイバーセキュリティに関する認定を取得しました。

3. AI学術フェローシップ


Workdayの「Industry Fellowships」プログラムにより、ダブリンの大学と連携し博士研究員をR&Dチームに配属して、実際のAIの課題に取り組んでもらいます。

4. テック系スタートアップとの連携


Workday Innovation Networkを通じて、アイルランドのAIスタートアップや中小企業と連携し、イノベーションを促進します。

地元政府からの支持


この新たな投資を歓迎しているのはアイルランドの企業・観光・雇用担当大臣、Peter Burke氏です。彼は「WorkdayのダブリンでのAI事業拡大は、アイルランドがテクノロジーのリーダーであることを示しています」とコメントしています。

新オフィスの設立


また、Workdayはダブリンのビジネスエリアであるダブリン2区のCollege Squareに新しいEMEA本社を開設する計画も発表しました。この本社には、顧客がWorkdayの専門家と協力できるカスタマーエクスペリエンスセンター(CXC)も設けられる予定です。

結論


今後3年間でのこの大規模な投資は、アイルランドにおけるAI研究開発の地位をさらに強固にすることが期待されています。Workdayの新たな試みが、地域と世界にどのような影響を与えるか注目されます。


画像1

会社情報

会社名
アイルランド政府産業開発庁
住所
東京 都千代田区麹町2-10-7アイルランドハウス2F
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: Workday アイルランド AIセンター

Wiki3: Workday アイルランド AIセンター

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。