尼崎市で子どもの医療費助成が拡充、高校生も対象に

尼崎市が子どもの医療費助成を大幅に拡充

最近、尼崎市が発表した新しい子どもの医療費助成制度の拡充に関して注目が集まっています。この制度は、安心して子育てできる環境を整えることを目的としており、特に中学生までの医療費助成を見直し、高校生まで対象を広げることとなりました。

新たな助成対象

具体的には、これまで15歳到達後最初の３月末日、つまり中学３年生までが対象だった医療費助成が、今後は18歳到達後最初の３月末日、高校３年生まで広がります。これにより、実際に高校に通う生徒たちの医療費もカバーされることになります。これは、高校生になると学費や受験対策のための塾代など、家庭の経済的な負担が増すため、支援の必要性が高まったからです。

低所得家庭への配慮

さらに、拡充に際して低所得世帯への配慮も行われます。具体的には、小学１年生から中学３年生までの通院に関して、所得割額が23万５千円以上の世帯でも自己負担額が400円に軽減されることが決まりました。このような支援策は、特に生活が厳しい家庭にとって大きな助けとなるでしょう。

実施日と手続き

この新制度は2025年7月1日からスタートします。新たに対象となる高校生の家庭には、4月に申請書が郵送され、期限までに申請が行われた場合には、受給者証が6月下旬に郵送されます。これにより、制度開始と同時にサポートを受けることが可能となります。ただし、期限を過ぎて申請を行った場合には、受給者証が遅れての受け取りとなることに注意が必要です。