シェアサイクルサービス『チャリチャリ』を提供するチャリチャリ株式会社が、2026年2月2日よりライド料金を変更することを発表しました。この料金改定は、昨今の物価上昇や運営コストの上昇を受け、サービスの持続性を確保するために必要な措置であるとされています。
具体的な改定内容としては、電動アシスト自転車の利用料金が1分あたり17円から20.5円に値上げされる一方、ベーシック(一般軽快車)の利用料金は1分あたり7円から6.5円に引き下げられます。両サービスとも、2026年2月2日の正午以降に開始したライドについてこの新料金が適用されますが、その前に始まったライドには旧料金が適用されるため、利用者は料金変更を意識して行動することが求められます。
チャリチャリは2018年に福岡市でサービスを開始し、以来地域に密着したシェアサイクルサービスとして成長してきました。『まちの移動のつぎの習慣をつくる』をミッションに掲げ、利便性や安全性、サービス品質の向上に積極的に取り組んでいます。これまでに福岡エリアをはじめ、名古屋、東京、熊本などの広域にサービスを展開し、多くの方に利用され続けています。
料金改定の背景には、近年の物価や金利の上昇、賃金引上げ、さらには円安などに伴うコストの増大があるといいます。特に、自転車保険や社内の運営体制の整備、老朽化した自転車の更新など、これを維持していくためには新たな投資が必要とされています。
加えて、チャリチャリは、地域交通の新たな未来を創造するために、ポートの設置を推進しています。これは利用者が自転車を特定の場所に返却できるシステムであり、交通の利便性を高める役割を果たしています。また、ポートのオーナーを募集中で、空いているスペースを有効活用してもらうことで、地域社会への貢献も目指しています。
今後もチャリチャリは、地域のライフスタイルに寄り添ったサービスの提供を続けていくとともに、充実した運営体制の維持を目指します。料金改定に関する詳細は、同社のウェブサイトや公式SNSを通じて随時発表される予定です。そのため、利用者の方々は最新情報に目を通しておくことをお勧めします。
今後のチャリチャリによるシェアサイクルサービスがどのように進化していくのか、そして地域の交通改善にどのように寄与していくのかに注目が集まります。