新宿・落合地区の児童による藍染作品の展示
東京都新宿区に位置する落合地区の児童たちが手掛けた藍染作品が、無印良品東京有明店および東京観光情報センターにて展示されます。この取り組みは、一般社団法人染の里おちあいが主催するもので、地域の6つの小学校が参加しています。展示される反物は、児童たちが育てた生の藍を使用し、社会科や総合学習の授業の一環として製作された「市松模様」です。
企画の背景
今回の展示企画は、落合地区の小学生たちが自身のアイデアを元に始まったもので、地元の伝統的な染物を発信することを目的としています。児童たちは、藍の葉を摘み取り、染料を制作するところから、実際に反物を染める作業までを職人の指導の下で行いました。13メートルの反物に糊置きで柄付けをし、藍で染め上げ、最後に洗浄し、防炎加工を施しました。このプロジェクトを通じて、子どもたちは地元の文化や伝統工芸について学びながら、手を動かす楽しさも体験しています。
展示期間と場所
この展示は、以下の期間にわたって行われます。
- - 無印良品東京有明店: 2024年8月7日~20日 3階エレベーター上がり
- - 東京観光情報センター: 2024年8月22日~9月12日 バスタ新宿3階
展示の見学は自由で、誰でも訪れることができます。藍染に興味のある方や、地域の子どもたちの作品を見たい方はぜひ足を運んでみてください。
藍の生葉染め体験
さらに、染の里おちあいでは8月31日まで藍の生葉染め体験も実施中です。これは、児童たちが制作に使用した藍を用いた体験プログラムで、誰でも参加可能です。予約は以下の二次元コードから簡単に行えます。実際に藍染を体験しながら、染物に対する理解を深めることができる貴重な機会です。
主催と協力団体
このプロジェクトは、公益社団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京の助成を受けており、一般社団法人新宿観光振興協会や東京富士大学が後援、さらに落合地区の6小学校が協力しています。地域全体が一体となって、子どもたちの挑戦を支えていることが伺えます。
お問い合わせ
この展示や藍染体験に関する詳細は、一般社団法人染の里おちあい(東京都新宿区上落合2-3-6)までご連絡ください。メールでのお問い合わせも受け付けています。
ぜひ、地区の子どもたちの意欲に触れるこの機会をお見逃しなく!