自動運転フォークリフト
2025-05-09 15:25:20

コカ・コーラと豊田自動織機、国内初の自動運転フォークリフト稼働

コカ・コーラと豊田自動織機が実現した新しい物流の形



2024年5月9日、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社と株式会社豊田自動織機が、山梨県北杜市の白州工場倉庫にて国内初の4本フォークタイプのトラック荷役対応自動運転フォークリフトの本格稼働を開始しました。これにより、物流業務における自動化と効率化の新たな一歩が踏み出されました。

自動運転フォークリフトの特徴



今回導入された自動運転フォークリフトは、従来の技術を革新し、トラックへの積載時に発生する荷ズレを最小限に抑えることができる仕組みが整っています。特に、有人作業と同等の積み付け精度を確保することにより、フォークリフトによる安全な荷役・搬送作業が可能になりました。

自動運転フォークリフトの搭載技術には、3D-LiDARが使用されており、荷物の正確な位置を認識しながらスムーズな作業を実現しています。荷崩れを防ぐためのアプローチ制御やサイドシフト機構の改良によって、パレット間に余計な隙間を作らず、より精密に荷物を積むことができるといいます。

人手不足の解消に向けた取り組み



現在、物流業界では人手不足が深刻な問題となっており、特に夜間の出荷体制を強化する必要があります。このため、コカ・コーラと豊田自動織機は、昼夜問わず稼働できる自動運転フォークリフトの運用を進めることで、人員確保にかかる負担を軽減しようとしています。

また、白州工場倉庫では既に自動化が進められており、製造から倉庫保管、出荷に至るまでの全工程が自動化されました。この取り組みは、サプライチェーンの最適化に向けた重要なステップとなっています。

物流DXを通じた社会課題解決



コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、今後も自動運転フォークリフトの導入を通じて、物流業務のDXを推進し、育成や効率化を進める方針です。この取り組みは、2024年問題とも関連しており、社会全体が抱える人手不足の問題解決に向けた貢献と捉えられています。

この新たな取り組みは、今後の物流業界における革新として期待されています。自動化が進むことで作業効率が大幅に向上し、より安全な物流環境が整備されることが望まれます。コカ・コーラと豊田自動織機が織りなす次世代の物流に、目が離せません。



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会社情報

会社名
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社
住所
東京都港区赤坂九丁目7番1号ミッドタウン・タワー
電話番号

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