NPO法人「First Step」は、不登校やひきこもりの経験を持つ親や家族の相談事業に力を入れている団体です。スタッフの多くは、元当事者やその親であるピアサポーターで、相談者の苦しみを深く理解し寄り添うことができます。さらに、有資格者などのスタッフが彼らの活動を支え、多角的な視点から支援を提供しています。
「First Step」の中核事業である「不登校・ひきこもりの子をもつ親と子のグループ討論会に関する事業」は、不登校やひきこもりの子供を持つ親とその子供、経験豊富な親、そして自立支援専門家が集まり、グループディスカッションや相談を行う場です。この事業は「親の勉強会」と呼ばれ、オンライン会議ツール「Zoom」を活用したハイブリッド型形式で、毎月開催されています。
しかし、「First Step」は資金力に乏しく、これまでNotePCが1台しかなく、参加者の増加に伴い、ハイブリッド型での開催が困難になっていました。そこで、より多くの参加者に機会を提供するため、「わかば基金」へ支援金申請を行ったところ、PC・モバイル機器購入費用として支援が決定されました。
今回の支援金により、NotePCを増強し、ハイブリッド型の「親の勉強会」を拡大することで、不登校やひきこもりで悩む当事者への支援を強化していきます。
「First Step」は、不登校やひきこもりの社会問題に対する理解を深め、当事者とその家族が安心して相談できる環境を提供することを目指しています。彼らの活動へのご支援は、未来を担う子供たちの明るい未来への希望となります。