アドバンテック、24時間稼働を支えるデータ冗長化ソリューションを発表

アドバンテックの新たなソリューションの概要

アドバンテック株式会社（本社：東京都台東区、代表取締役社長：吉永和良）は、信頼性の高いデータ冗長化ソリューションを新たに発表しました。このソリューションは、24時間稼働を必要とする様々な産業分野において、データの安全性とシステムの安定性を実現することを目的としています。

新製品の特長

アドバンテックのデータ冗長化ソリューションは、産業用PC「IPC-610L」と特に設計されたRAIDボックス「96RACK5-ST-R1-AR8」および「96RACK5-ST-R1-AR7」の組み合わせで構成されています。前者は、5.25インチベイに2台の2.5インチSATA SSD/HDDを搭載可能で、後者は2台の3.5インチSATA SSD/HDDをサポートします。これにより、高度なデータ管理が可能になります。

特に注目すべきは、ホットスワップ機能です。これにより、システムが稼働している状態でもドライブ交換が可能となり、ダウンタイムの削減が実現します。また、プラグアンドプレイ対応のため、特定のOSや追加ドライバなくすぐに利用開始できます。

データ保護とバックアップ

アドバンテックのデータ冗長化ソリューションは、常にバックアップを行いつつ、システムを停止せずにデータ保護を行います。このシステムでは、RAID1による冗長化が施されており、万が一のドライブ障害が起きた際でも迅速に復旧できます。さらに、定期的なバックアップにより、誤操作やウイルス感染などのリスクも軽減されています。

SNMP OOB管理機能

データの安全な保護をさらに向上させるため、SNMP OOB（アウト・オブ・バンド）管理機能を搭載しています。この機能により、リアルタイムでのシステム監視が可能となり、ハードドライブの摩耗や損傷、性能低下といった潜在的な問題を事前に検知し、中央管理画面へ通知します。この機能は、故障を未然に防ぐための非常に有効な手段となります。

幅広い業界への適応

アドバンテックのデータ冗長化ソリューションは、半導体の製造からスマートファクトリー、金融、公共安全、さらには交通分野のETCシステムに至るまで、多種多様な業界での24時間稼働を支えています。今後、ますます多くの場面でこの技術が利用されることが期待されています。

会社のビジョン

アドバンテックは、1983年に台湾で創業以来、高品質な産業用パソコンの開発を行い、業界での地位を確立してきました。2024年現在では、3,000以上のIoT機器を展開し、国際的なシェアを持っています。「Enable an Intelligent Planet」というビジョンの下、AIとIoTを活用したプラットフォームサービスで社会の課題解決に奔走しています。アドバンテックのソリューションが、より豊かな未来を作る力になります。