ワークマン、避難所演習で災害対策製品の実証実験!
作業服・作業用品販売で知られるワークマンが、一般社団法人避難所・避難生活学会主催の「酷暑期避難所演習2024」に技術協力することが発表されました。
ワークマンは、これまでプロの職人のニーズに応える製品開発を通して、防水、耐久撥水、遮熱、接触冷感、動きやすさ、耐滑、筋力サポート、反射機能といった技術を培ってきました。これらの技術を災害救護の分野でも活用できないかと考え、2023年7月には日本赤十字看護大学附属災害救護研究所と協定を締結。災害時に役立つ製品の共同開発を進めてきました。
今回の「酷暑期避難所演習2024」では、ワークマンは同研究所とともに技術協力企業として参加し、開発中の災害対策製品の実証実験を行います。実験を通して、製品のさらなる改善と、災害時の避難生活における課題の抽出・対策の検討を進めます。
酷暑期の避難所環境で課題解決へ
近年、地球温暖化の影響で豪雨や土砂崩れなどの夏季災害が頻発しています。特に、気温が上昇しやすい大阪府では、酷暑期の避難所環境における課題が深刻化しています。
「酷暑期避難所演習2024」は、こうした課題解決を目指し、最も過酷な環境下で行われる災害演習です。ワークマンは、同演習に参加することで、酷暑期の避難所における情報収集を行い、既存製品の更なる進化を図ることを目指しています。
ワークマン製品が避難生活をサポート
ワークマンは、今回の演習で、以下の製品を検証します。
①ICE×HEATER冷暖房服
ボタン一つで冷却と暖房機能を切り替えられる機能性ベスト。東北大学病院監修の検証試験に基づいた安心設計で、避難者の熱中症対策に役立ちます。
②リストバンド型ウェアラブルディバイス「暑熱バンド」
深部体温の上昇を感知し、熱中症のリスクを察知するウェアラブルデバイス。腕に巻き、LEDと振動によるアラートで休憩や水分補給を促します。
③ラウンド(丸形)真空ハイブリッドコンテナ
真空構造により、保冷・保温機能を兼ね備えたコンテナ。避難所での食事の保存に役立ちます。
④“着る網戸”ことエアロガードステルスジャケット
網戸や蚊帳から着想を得た高通気素材のジャケット。虫よけ機能も備え、睡眠時の防虫対策に役立ちます。
ワークマンは、これらの製品を通じて、避難生活の安全と快適性の向上に貢献することを目指しています。
ワークマンの取り組みは注目!
ワークマンが開発する災害対策製品は、避難生活の質を向上させる可能性を秘めています。今後、同社の取り組みが注目されます。