高校生が地域課題に取り組む
入間向陽高校の3年生たちは、地域探究のテーマに基づき、入間市の魅力や地域課題の解決に向けた提案を行います。この取り組みは、入間市が進めるエコライフアプリ『SPOBY』を題材にしており、生徒たちはアプリのPR戦略や新しいアイデアを考案しました。
特別授業と発表の流れ
このプロジェクトは特別授業からスタートしました。入間市と株式会社スタジオスポビーが同行した授業により、より具体的な問題意識を生徒たちに持たせることができました。
次に行われた中間発表では、67班に分かれた生徒たちが300人を越える前で、SPOBYのユーザビリティ向上や壇に流行らせる方法について提案しました。特にアプリの使い方や脱炭素ポイントの獲得方法に関する疑問が多く寄せられ、入間市とスタジオスポビーは生徒たちの意見を受けて、これらの要望に応えるための取り組みを検討しました。
最終発表の結果
令和7年には最終発表が行われ、市役所職員やスタジオスポビーの社員も出席しました。各班はSPOBYの発展について、自分たちの視点から魅力的なプレゼンテーションを行い、特に優秀な発表をした4班には賞品が贈呈されました。生徒たちからは、アプリの操作性向上やリワード内容の多様化など、具体的な改善案が多数上がりました。
知識と経験を活かした提案
高校生たちの率直な意見は、市役所の職員の想像を超えるもので、ユーザー目線でのアイデアを多く得ることができました。特に、食事系のリワードやアプリのゲーム要素を加えることに関しての提案は、若年層をターゲットにした重要な施策となりそうです。
市側は今後もこうした声を反映しながら改善を進めて行く方針です。また、環境問題への取り組みも引き続き推進し、小学校から高校まで様々な活動を通じて地域住民にアプローチしていきたいと考えています。
今後の展開と期待
入間市では、教育機関と連携し、環境施策に関する講演なども行い、地域の認識を高める取り組みを続けます。高校生が地域課題に対する解決策を提案するこのような活動は、将来的に地域を支える人材を育成するだけでなく、市民全体の環境意識向上にもつながるでしょう。
これからも入間市は持続可能な未来に向けて歩み続けます。