エスコンフィールドHOKKAIDOに新しい壁画が完成
北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手と万波中正選手が描かれた壁画が、北海道北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOにお目見えしました。このプロジェクトは、アートカンパニーのOVER ALLsによって手掛けられたもので、現役選手の壁画を制作するのは今回が初めてです。
壁画の制作背景
エスコンフィールドHOKKAIDOでは、2023年の開業以来、ダルビッシュ有投手と大谷翔平選手の壁画が制作され、アートの制作が続いています。2024年には球団創立50周年を迎え、その歴史を称えるために16名のレジェンド選手の壁画の制作が計画されています。
今回の壁画は試合日を利用して、観客のリアルタイムの声援や臨場感の中でライブペイントの形で創り上げられました。伊藤投手がマウンドに立ち、万波選手が打席に入る瞬間を捉えるように、アーティストは迅速かつ情熱的に筆を走らせました。この作品は、単なる壁画ではなく、試合の緊張感や excitement をそのまま感じることができる特別なものです。
壁画の仕様
- - サイズ:高さ9.8m × 幅4.5m
- - 制作場所:エスコンフィールドHOKKAIDO クラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」の壁面
- - 制作日数:10日間
- - 使用画材:ペンキ・スプレー
アーティストの思い
アーティストである山本勇気氏は、制作過程について「試合の空気と一体化させて作品を描く貴重な体験でした。筆を動かすたびに、歓声や応援歌が心に響き、自分自身もその場にいるような錯覚に陥った」と語っています。彼は特に身体全体を使って一気に線を描くことで、選手の躍動感とともにスピード感を表現しようと意識して制作しました。
「ART BATTLE JAPAN 2018」のチャンピオンでもある彼は、壁画の持つ力で観る人々を感動させることを目指し、全国で様々な作品を生み出しています。また、OVER ALLsは、企業や団体からの依頼を受けて、歴史や背景を緻密に調査し、感情を引き出すことを大切にしながら、ミューラルを制作しています。
OVER ALLsについて
株式会社OVER ALLsは東京都港区に本社を構え、代表取締役社長の赤澤岳人氏を中心に、様々なアートプロジェクトを展開しています。彼らは「壁画の力で、表現する楽しさを広める」ことを使命として活動しています。エスコンフィールドの壁画以外にも、福島の震災からの復興に寄与する作品など、多岐にわたるプロジェクトに関与しています。
この新たな壁画は、北海道日本ハムファイターズの未来をともに切り開く選手たちの姿を記録し、ファンにとっても特別な意義を持つ作品となることでしょう。これからもエスコンフィールドHOKKAIDOで、選手たちとともに、新しい歴史が刻まれていく姿を見守りたいものです。