新製品の概要
最近発表されたユニバーサルハイブリッドデジタルビデオレコーダー(DVR)シリーズは、国内外の主要監視カメラ規格に対応した新たな製品です。このデバイスは、HD-TVI、AHD、IP、HD-SDI、アナログといった全ての主要規格に対応可能で、新旧のカメラを同時に接続することができます。
市場の背景と動向
監視カメラの需要は、近年世界的に急増しており、その背景には安全へのニーズの高まりがあります。この傾向に従い、チップメーカーは市場の拡大に伴い、監視カメラシステムの高解像度化とコスト低減を目指した技術革新を進めています。特に、HD-TVIカメラやAHDカメラといった新しいフルハイビジョン規格の普及が進んでおり、昨年にはAHDとHD-TVIを合算したチップの世界出荷枚数が2000万枚を超えました。
日本国内でも、新たなカメラ技術に対する需要が高まっており、特にエンドユーザーからは、既存の機器を可能な限り長く使いたいという声が増えています。これにより、壊れたカメラの更新や新たなカメラの追加導入が求められています。
ユニバーサルハイブリッドレコーダーの特徴
この新しいDVRシリーズは、以下の特徴を持っています。
1.
全主要規格対応:1台でHD-TVI、AHD、IP、HD-SDI、アナログの全規格に接続可能。新旧のカメラを混在させることができます。
2.
高画質録画:フルハイビジョン(1080P)でのフルチャネル録画を標準装備。
3.
出力オプションの多様性:HDMI、VGA、BNC出力が可能で、国内市場向けの設計がなされています。
4.
バックアップ機能:USBやネットワーク経由での画像バックアップに加え、オプションでDVDバックアップもサポート。
プロダクトラインアップ
このユニバーサルハイブリッドレコーダーは、8chと16chの2タイプが用意されています。具体的な型式は以下の通りです。
今後の展望
このような製品の登場は、監視カメラ業界における技術の進化を象徴しており、今後数年間にわたりHD-TVIやAHD、IPネットワークカメラの普及が進むことが予想されます。それに伴い、従来のアナログやHD-SDIカメラの規格は次第に廃れていくことでしょう。このユニバーサルハイブリッドレコーダーは、その移行期間において、既存のインフラを有効活用しつつ、より高画質な監視環境を実現できる重要なデバイスとして期待されています。